【高校ラグビー】報徳学園 3冠&初優勝の夢破れる、涙のノーサイド

[ 2023年1月7日 15:17 ]

全国高校ラグビー大会決勝   報徳学園10-41東福岡 ( 2023年1月7日    花園ラグビー場 )

<全国高校ラグビー 報徳学園・東福岡>前半、東福岡・馬田(左)のキックをチャージしてさらにボールをキープし、炭竃のトライにつなげる報徳学園・石橋(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 報徳学園(兵庫)が決勝で東福岡に敗れ、初優勝&高校3冠の夢を果たすことができなかった。東福岡の全国屈指のフィジカルに圧力をかけられ、試合の主導権を握ることはできなかった。

 初の花園の頂点、そして史上4校目の高校3冠に向け、西條裕朗監督は「ずっと東福岡とは定期戦をしてきたが、やっと花園で、しかも決勝で対戦できるのはうれしい。どちらが自分たちの展開に持っていけるかが勝負のポイント」を語り、攻撃の中心で高校日本代表候補のSO伊藤利江人(3年)は「選抜が嫌な終わり方(コロナの影響による東福岡の出場辞退)だったから実力で東福岡に勝つのが1年間の目標だった」と決着をつけることに意欲を燃やしていた。

 前半、東福岡に連続トライを許したが、報徳学園は前半22分、No・8石橋チューカ(3年)が頭から突っ込みキックチャージに成功。築いた5メートル付近のラックから左に展開し、CTB炭竈柚人(3年)のトライで反撃態勢に入った。後半2分には伊藤がPGに成功。10―12と迫ったが、後半4トライを許すなど東福岡のフィジカル、展開力の前に突き放され、涙のノーサイドとなった。

続きを表示

2023年1月7日のニュース