【高校ラグビー】東福岡 昨年秋に来日したオーストラリア高校選抜との対戦がもたらしたもの

[ 2023年1月7日 20:11 ]

第102回全国高校ラグビー   東福岡41―10報徳学園 ( 2023年1月7日    花園 )

<報徳学園・東福岡>優勝した東福岡フィフティーンは笑顔で記念撮影(撮影・大森 寛明)
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 東福岡は昨年秋に来日したオーストラリア高校選抜と対戦した。

 会場は選抜大会の決勝で使用予定だった熊谷ラグビー場。東福岡はモスグリーン、相手はゴールドのジャージーを身にまとい、試合前には両チームの国歌が流れた。

 点差こそ開いたが、高校日本代表候補FB石原幹士(3年)のトライなどで10―33と奮闘した。藤田雄一郎監督は「いや~大きかったですね。幸せな時間でした。アタックはそんなに通用しなかったけど、体を当てていくことは実行されたゲームでした。チームにとっても、選手の経験にとっても凄く大きな時間でした」と充実感を漂わせた。フランカーの大川虎拓郎主将は「フィジカルで勝った部分もたくさんあったので、そこは自信を持ってやってきた」と手応えをつかむことができた。 

 試合後は「アフターマッチファンクション」で少し前まで体をぶつけあった相手と肩を組んで歌い、会話をして物を交換して親交を深めた。藤田監督は「ワールドユース」の大会で毎年のように見られた光景だったことを思い出した。「世界との交流も懐かしくて幸せだなと。交流の大事さですよね。ラグビーを通じてオーストラリアと福岡の高校生が結び付いたのは大事だと改めて感じた」。試合には負けたが、大きなものをもたらした。

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2023年1月7日のニュース