イーグルスが5連勝で13勝目　QBハーツはランで3TD　チーフスは7季連続の地区優勝

ランで3つのTDをマークしたイーグルスのQBハーツ（AP）
Photo By ＡＰ

　NFLは18日、第15週3日目の11試合を行い、NFC東地区首位のイーグルスは敵地シカゴ（イリノイ州）でベアーズを25―20（前半10―6）で下して5連勝で13勝1敗。ロードでは今季7戦全勝で、同地区2位のカウボーイズが延長の末にジャガーズに敗れたために、地区優勝のマジックが「1」となって両者は次週にダラス（テキサス州）で激突することになった。

　3シーズン目でMVP最有力候補と見られているQBジェイレン・ハーツ（24＝185センチ、101キロ）は315ヤードを稼いだパスではインターセプトを2度喫したが、17回のキャリーで61ヤードを走破して3TD。第2Qに22ヤード、第3Qと第4Qのそれぞれ残り1ヤードを突破して相手エンドゾーンに飛び込んだ。

　ハーツの今季のランによるTD数は13。2011年にキャム・ニュートン（パンサーズ）がマークしたQBによるシーズン最多のTDラン記録（14）に残り3試合となった段階であと「1」と迫っている。

　チーフスは敵地ヒューストン（テキサス州）で延長の末に8連敗中だったテキサンズを30―24（前半13―14、延長6―0）で振り切って11勝3敗。AFC西地区で7シーズン連続の優勝を決めた。

　QBパトリック・マホームズ（27）は336ヤードと2TD。延長では4分47秒、RBジェリック・マキノン（30）が26ヤードのTDをランで決めて勝利を収めた。

　昨季のスーパーボウルに出場したAFC北地区首位のベンガルズは敵地タンパ（フロリダ州）でNFC南地区首位のバッカニアーズを34―23（前半3―17）で退けて6連勝で10勝4敗。第2Q終盤で0―17とされながら、QBジョー・バーロウ（26）が後半だけで4つのTDをパスで獲得して逆転勝利を収めた。

　バッカニアーズはQBトム・ブレイディー（45）が312ヤードと3TDを稼いだものの、守備陣が後半に持ちこたえきれず連敗で6勝8敗。所属のNFC南地区では2位から4位のパンサーズ、セインツ、ファルコンズがすべて5勝9敗とあって首位の座は守ったものの“借金”は「2」となった。

　＜NFC東地区＞
（1）☆イーグルス（13勝1敗）
（2）☆カウボーイズ（10勝4敗）
（3）ジャイアンツ（8勝1分け5敗）
（4）コマンダーズ（7勝1分け6敗）
　＜NFC北地区＞
（1）★バイキングス（11勝3敗）
（2）ライオンズ（7勝7敗）
（3）パッカーズ（6勝8敗）
（4）ベアーズ（3勝11敗）
　＜NFC南地区＞
（1）バッカニアーズ（6勝8敗）
（2）パンサーズ（5勝9敗）
（3）セインツ（5勝9敗）
（4）ファルコンズ（5勝9敗）
　＜NFC西地区＞
（1）★49ers（10勝4敗）
（2）シーホークス（7勝7敗）
（3）ラムズ（4勝9敗）
（4）カージナルス（4勝10敗）
　＜AFC東地区＞
（1）☆ビルズ（11勝3敗）
（2）ドルフィンズ（8勝6敗）
（3）ペイトリオッツ（7勝7敗）
（4）ジェッツ（7勝7敗）
　＜AFC北地区＞
（1）ベンガルズ（10勝4敗）
（2）レイブンズ（9勝5敗）
（3）ブラウンズ（6勝8敗）
（4）スティーラーズ（6勝8敗）
　＜AFC南地区＞
（1）タイタンズ（7勝7敗）
（2）ジャガーズ（6勝8敗）
（3）コルツ（4勝1分け9敗）
（4）テキサンズ（1勝1分け12敗）
　＜AFC西地区＞
（1）★チーフス（11勝3敗）
（2）チャージャーズ（8勝6敗）
（3）レイダース（6勝8敗）
（4）ブロンコス（4勝10敗）
　★は地区優勝、☆はプレーオフ進出が確定したチーム

　＜第15週の結果とカード＞
　▼15日
49ers21―13＊シーホークス
　▼17日
＊バイキングス39―36（延長）コルツ
＊ブラウンズ13―3レイブンズ
＊ビルズ32―29ドルフィンズ
　▼18日
イーグルス25―20＊ベアーズ
＊セインツ21―18ファルコンズ
ライオンズ20―17＊ジェッツ
スティーラーズ24―16＊パンサーズ
＊ジャガーズ40―34（延長）カウボーイズ
＊チーフス30―24（延長）テキサンズ
＊ブロンコス24―15カージナルス
＊レイダース30―24ペイトリオッツ
＊チャージャーズ17―14タイタンズ
ベンガルズ34―23＊バッカニアーズズ
ジャイアンツ20―12＊コマンダーズ
　▼19日
＊パッカーズ―ラムズ
　＊はホームチーム