男子はジェイテクトが2年ぶり2度目、女子はNECが初優勝!

[ 2022年12月19日 05:05 ]

2年ぶり2度目の優勝を果たし、喜ぶジェイテクトの選手たち
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 バレーボール全日本選手権最終日は18日に東京体育館で決勝が行われ、男子はジェイテクトが3―0で東レに勝ち、2年ぶり2度目の頂点に立った。柳田のサーブや西田の攻撃でリズムをつかんでストレート勝ちした。女子はNECが3―1で東レを下し、2007年に現在の大会形式となってから初優勝を果たした。エース古賀が効果的にスパイクを決め両チーム最多の27得点を挙げた。東レは3年連続の準優勝。

 <ジェイテクト 1時間16分完勝!スパイク決定率驚異の60・9%>破壊力抜群の攻撃で東レを圧倒した。コート右から西田が強打を打ち抜けば、柳田は前衛からも後衛からも鋭いスパイクで得点を奪う。チームで60・9%と驚異的なスパイク決定率をマーク。1時間16分での完勝に柳田は「やるべきことを明確にできていた」と納得の表情だった。Vリーグでは6勝8敗と黒星が先行。それでも「ネガティブになってしまうこともあったけど、勝たないと解決しない」(本間主将)と発奮材料に変えた。

 <NEC 27点マークのエース・古賀、全身で喜び表現>初優勝が決まると、普段はあまり感情を表に出さない古賀も「ずっと勝てていない中でも課題と向き合ってきた。少しずつ形になってきた」と珍しく全身で喜びを表現した。タイトル獲得は2016~17年のプレミアリーグ(現Vリーグ)以来だった。第2セットを落とし、東レに傾きそうな流れを柳田や島村ら途中出場した選手が引き戻した。古賀はスパイク打数の約4割に当たる49本を打ったが「個人技ではなく、チーム全体の勝利」と強調した。

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