ネッツが19点差を逆転して6連勝 渡辺唯一の得点は大詰めでの貴重な3P デュラントが43得点

[ 2022年12月19日 10:48 ]

ピストンズ戦で43得点を挙げたネッツのデュラント(AP)
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 東地区全体4位のネッツは18日、ロード4連戦の最終戦をデトロイト(ミシガン州)で迎え、124―121(前半54―71)で同14位のピストンズに競り勝って19勝12敗。第2Q途中で最大19点差をつけられながら、第3Qを44―25として試合をひっくり返して6連勝を飾り、このカードでは7連勝となった。

 19点差は今季最大の逆転勝利。ケビン・デュラント(34)が第3Qでの26得点(自己最多)を含む43得点、16日のラプターズ戦で3点シュートによるブザービーターを決めたカイリー・アービング(30)も38得点を稼いで接戦となった第4Q(26―25)を制した。

 デュラントはこのカードでは3試合連続で40得点以上をマーク。通算得点は2万6437となり、ジョン・ハブリチェク(セルティクス=2万6395)とポール・ピアース(セルティクスほか=2万6397)を抜いて歴代16位に順位を上げ、15位のティム・ダンカン(スパース=2万6496)まであと59点に迫った。

 ラプターズ戦で3本の3点シュートなどで17得点を稼いでいた渡辺雄太(28)は26分出場。第3Qまでは無得点だったものの、113―109で迎えた第4Qの6分39秒には左のコーナーから貴重な3点シュートを決め、3得点に終わったものの唯一決めたの“コーナー3”はネッツにとっては大きな意味のある1本となった。

 渡辺は第1Qにアレック・バークス(31)のシュートをリリース・ポイントで、第2Qにはこの日26得点を挙げたボヤン・ボグダノビッチ(33)のシュートをジャンプする前にはたき落としてブロックショットを2つ記録。1試合で複数のブロックショットをマークしたのは今季3回目で、3リバウンド、3アシスト、1スティールも稼いで出場時間帯のチームスコアはプラス2だった。

 ピストンズは8勝24敗で、ホームでは15戦で11敗勝目。ドラフト全体5番目に指名された新人ガードのジェイデン・アイビー(20)が19得点を稼いだものの、同点を狙って放ったボグダノビッチの最後の3点シュートは入らなかった。

 渡辺は今季18試合に出場して平均8・1得点、3・1リバウンド。3点シュートの成功率は52・7%(55本中29本)で、規定本数には2本不足しているものの、リーグ1位のルーク・ケナード(26=クリッパーズ)の48・8%を上回っている。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分48秒=無得点)
(1)5分56秒・正面からインサイドを突いたあとペイント内でバンクショット=×
(2)10分16秒・右コーナーから3点シュート=×
 ▼第2Q(出場5分1秒=シュート機会なし)
 ▼第3Q(出場5分49秒=シュート機会なし)
 ▼第4Q(出場7分52秒=3得点)
(3)6分39秒・左コーナーから3点シュート=○(アシスト・シモンズ)
(4)10分3秒・右コーナーから3点シュート=×

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