北大15年ぶり勝利へ総力戦だ 13日のアメフトパインボウルで東北大と激突

[ 2022年11月11日 06:00 ]

総力戦で勝利を誓う(左から)茨木、坂田、工藤
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 今秋の北海道学生アメリカンフットボール選手権で3年ぶりに優勝した北大は、13日にユアテックスタジアム仙台で行われる第35回パインボウルに出場する。全日本大学選手権の1回戦にあたる一戦で、07年以来15年ぶりの勝利を目指す。

 総力戦で勝利へ進む。守備の司令塔LB坂田宙斗主将(4年)は「個人の能力は例年に比べて低い。全員で止めるという気持ちでカバーし合う」と話した。東北大にはパインボウルで7連敗を喫しているが、6月のオープン戦、グリーンボウルで13―7で勝利。背番号57の坂田主将は、パインボウルには背番号40で挑む。「グリーンボウルで40番を着て勝ったので縁起がいい」と願いを込めた。

 攻撃の司令塔のQB茨木大輔(4年)は現チー厶で唯一、9―34で敗れた3年前のパインボウルに出場経験がある。「先輩ばかりで緊張した」と当時を回想。「全体のバランスを見て、オフェンスがもっと勢いを持っていけるようにしたい」と1年生から試合に出ている経験を生かすつもりだ。

 道選手権でMVPを獲得したランプレーの軸、RB工藤輝一(4年)は力強さと機敏さが持ち味。兵庫・白陵高バスケットボール部時代に培った「重たい体重で速く動く」経験と、母親に教わったヨガでのバランス感覚が生きている。「抜ければ追いつかれない。一発でタッチダウンまでいきたい」と意気込んだ。

 3年ぶりの舞台に坂田主将は「勝って、見たことのないその先の景色を見たい」と力を込めた。

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2022年11月11日のニュース