八村がマーベリクス戦で今季自己最多の23得点 20得点超えは28回目 ホームでの連敗を3で阻止

[ 2022年11月11日 11:36 ]

3点シュートを決めた八村を祝福するウィザーズのバートン(AP)
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 ウィザーズは10日、地元ワシントンDCでマーベリクスと対戦。113―105(前半58―61)で勝利を収めて6勝6敗と勝率を5割に戻し、ホームでの連敗を3で食い止めた。

 健康安全プロトコルの対象となったブラドリー・ビール(29)は3試合連続で欠場。今季19・2得点と8・2リバウンドを挙げていたセンターのクリスタプス・ポルジンギス(27)も股関節を痛めてベンチから外れたものの、カイル・クーズマ(27)が5本の3点シュートを沈めて今季自己最多の36得点を稼いだほか、11リバウンドと7アシストも記録して勝利に貢献した。ウィザーズの3点シュート成功率は今季リーグ28位の30・6%だったが、この日は40・0%(30本中12本)。このカードでは3連勝を飾った。

 八村塁(24)は26分の出場でフィールドゴール(FG)を14本中9本(うち3点シュートは4本中2本)成功させて今季自己最多の23得点と8リバウンド。ターンオーバーを4回犯したものの出場時間帯のチームスコアは今季ベストの「プラス20点」だった。

 前半で得点を2ケタ(12)に乗せた八村は第3Qに入るとクーズマからの3つのアシストを受けて9得点。ゴール下でのダンク、ダブルクラッチさらに今季7本目の3点シュートを成功させ、この時点で今季自己最多の19得点(過去16得点が2回)に達した。さらにこのクオーターの8分41秒には左サイドからインサイドを突いて右手によるフックシュートを成功して21得点目。20得点以上は通算28回目となった。

 今季の八村の平均は12・0得点(昨季11・3)、5・2リバウンド(同3・8)。シュートの成功率はFGが48・3%(同49・1%)、3点シュートが29・2%(同44・7%)、フリースローは72・4%(同69・7%)となっている。

 マーベリクスは4連勝のあと黒星が2つ並んで6勝5敗。昨季ウィザーズで44試合に出場したスペンサー・ディンウィディー(29)が7本の3点シュートで33得点を稼いだが、得点部門でリーグ1位(34・8)に立っているルカ・ドンチッチ(23)は今季自己最少の22得点にとどまった。

 なおウィザーズは12日にワシントンDCで西地区全体1位のジャズ(10勝3敗)と対戦する。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分12秒=4得点)
*7分20秒・フリースロー2本=○○
(1)8分39秒・左ローポストからのパワープレーでゴール下=○
 ▼第2Q(出場4分45秒=8得点)
(2)8分3秒・ペイント内でプルアップからジャンプシュート=○
(3)10分16秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・アブディヤ)
(4)10分48秒・正面からドライブして左手でレイアップ=×
(5)11分54秒・ゴール下で右手でダンク)。クリバーの反則も誘う=○(アシスト・クーズマ)
*11分54秒・フリースロー1本=○
 ▼第3Q(出場10分17秒=9得点)
(6)2分51秒・正面やや右から3点シュート=×
(7)3分15秒・正面からインサイドにカットして右手でダンク=○(アシスト・クーズマ)
(8)3分41秒・左ベースライン際からインサイドにカットしてダブルクラッチでゴール下=○(アシスト・クーズマ)
(9)5分36秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・クーズマ)
(10)7分57秒・ワンマン速攻から右手でレイアップ=×
(11)8分41秒・左サイドからのドライブ。右手でフックシュート=○
 ▼第4Q(出場5分25秒=2得点)
(12)2分20秒・左コーナーから3点シュート=×
(13)4分11秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・バートン)
(14)5分6秒・左サイドでジャンプシュート=×

 <ウィザーズ今季のホーム成績>
 ▼10月21日=○102―100ブルズ
 ▼10月25日=○120―99ピストンズ
 ▼10月29日=●117―127ペイサーズ
 ▼10月31日=●111―118 76ers
 ▼11月4日=●86―128ネッツ
 ▼11月10日=○113―105マーベリクス

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