ラグビー・イングランド代表ジョーンズHC 4年ぶり対戦の古巣日本を警戒

[ 2022年11月8日 23:20 ]

オンライン会見に臨んだイングランド代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ

 ラグビー日本代表の前ヘッドコーチ(HC)で現イングランド代表のエディー・ジョーンズHCが8日、オンライン会見に臨み、12日の日本代表戦(英トゥイッケナム)に向けて「(対戦は)素晴らしい機会。ボール保持と陣地獲得を得点につなげ、日本に重圧をかけないといけない」などと語った。

 イングランド代表を率いて日本と対戦するのは18年11月以来、4年ぶり2度目。この試合では前半を10―15と日本にリードを許したが、後半はシャットアウトして35―15で逆転勝利を収めた。ただ、翌年のW杯では史上初の8強入りを果たすなど、ジェイミー・ジョセフHCの下で躍進を遂げており、「ファンタスティックなチームだ。4年前から成長している」と評価した。

 日本代表は10月29日のニュージーランド戦で終盤まで接戦を演じており、4年前よりも実力を付けている。警戒すべき選手として「「SHの流、斎藤はボールをよく動かし、FB山中の左足のキックが脅威だ」と指摘。さらに15年W杯ではジョーンズHCの下で活躍したWTB松島幸太朗の名前を挙げ、テンポの速いラグビーを繰り広げる古巣を警戒した。

 イングランドは今秋初戦となった6日のアルゼンチン戦に29―30で敗戦。アルゼンチン、日本ともに来年に迫ったW杯フランス大会で同じ1次リーグD組に入っており、万が一連敗となれば自身の解任論が再噴出しかねない。日本戦の後も19日にニュージーランド戦、26日に南アフリカ戦が控えているが、一切手を抜けない状況となっており、「パフォーマンスを改善しないといけない」と言葉に力を込めた。

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2022年11月8日のニュース