日本代表ロコ・ソラーレ 延長で韓国に競り勝ち初代女王 吉田知那美「我慢して、我慢して、我慢して優勝」

[ 2022年11月8日 04:10 ]

カーリングパンコンチネンタル選手権最終日 ( 2022年11月6日    カナダ・カルガリー )

決勝で韓国を下して初代王者となり、抱き合って喜ぶ日本代表ロコ・ソラーレのメンバ(C)JCA
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 男女決勝と女子3位決定戦が行われ、女子日本代表で北京冬季五輪銀メダルのロコ・ソラーレは決勝で韓国を延長戦の末に8―6で下して優勝。新設された大会の初代女王になった。男子決勝はカナダが韓国に11―3で大勝。女子3位決定戦はカナダが米国に7―5で競り勝った。日本は今大会で男女ともに世界選手権(来年4月、オタワ)の出場枠を獲得している。

 6―6で突入した延長第11エンド。スキップ藤沢五月が投じたラストストーンは韓国の石だけをはじき出し、ハウス内に止まる。激闘にピリオドを打つ2点。メンバーは氷上で歓喜の輪をつくった。

 4―3で迎えた第7エンドから2連続スチールでリードを広げたが、第9、10エンドは逆に連続スチールを許して同点に追い付かれた。それでも第11エンドは堅実にショットをつなげて勝ち切り、藤沢は「メンタル的にタフなシチュエーションだったけど、我慢して集中力を切らさずにできたのが良かった」と振り返った。

 サードの吉田知那美は「新ルールになってからの初のWCFの大会で私たちだけじゃなく、全チームが問題にぶつかったり、うまくいかないことがあったと思う」とセンターラインにかかったガードストーンを、両軍5投目まで動かせない、ノーティック・ゾーン・ルールを戦う難しさを指摘。「その中でもチームで我慢して、我慢して、我慢して優勝にたどり着けた。また一歩成長できて、凄くうれしい」と笑顔で話した。

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2022年11月8日のニュース