アメフト関大 勝てば優勝の決まる「関関戦」は13日 CB野村「引いたら負けるので…」

[ 2022年11月8日 19:08 ]

関学大戦での活躍を誓う関大CB野村<撮影 ・堀田 和昭>
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 恩返しの時が来た。関西学生アメリカンフットボール1部リーグで開幕5連勝の関大が8日、大阪府吹田市で練習を公開。勝った方が優勝となる関学大との大一番(13日、万博記念)に向け、CB野村佳佑(3年)が緊張感を漂わせた。

 「こんな大舞台でプレーするのは人生で初めて。いつも通りプレーしたい」

 アメフトを始めたのは大学入学後。野球部で白球を追っていた兵庫・佐用高の時、3歳上の兄・幸利さん(現アサヒ飲料)が関学大アメフト部で日本一になった姿を見て、転向を決めた。コロナ禍の2年前には、帰省した実家で兄からレクチャー。ルールから心構えまで、競技のイロハを教わった。

 「(兄は)必死で応援してくれている。引いたら負けるので、どんどん攻めるプレーをしたい」

 関大が勝てば12年ぶりのリーグ優勝、そして全日本大学選手権の準決勝進出が決まる。13年ぶりの聖地は、もう射程圏だ。

 「目立つプレーもしたいけど、(同じポジションに)頼れる先輩がいるので、自分の仕事を全うしたい」

 守備最後列の「仕事人」は、静かに闘志を燃やした。

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2022年11月8日のニュース