ラグビー日本代表14日オーストラリアA代表戦でSH流が先発 3戦連続後半逆転負けの“負の流れ”止める

[ 2022年10月12日 20:36 ]

オンラインで会見したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ
Photo By スポニチ

 ラグビー日本代表(ジャパンXV)は12日、オーストラリアA代表との強化試合最終戦(14日、大阪・ヨドコウ桜)の登録メンバー23人を発表し、コンディション不良から復帰したSH流大(30=東京SG)が今秋初先発に名を連ねた。代表戦先発は昨年11月のスコットランド戦以来、約1年ぶり。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、52)はオンラインで会見に臨み、流の経験値に期待を寄せた。

 流が連敗ストップのキーマンを託された。チームは第2戦で試合終了間際に逆転を許し、今夏のフランス戦から3戦連続で後半の失速で逆転負け。ジョセフHCは「前回の試合でも最後の20分で(試合を左右する)動きがあった。そこを彼の経験を生かしてゲームコントロールしてほしい」と起用の狙いを説明した。

 今年の代表活動は夏のウルグアイ戦に2連勝したものの、その後はフランス戦から4連敗中。予備軍にあたるオーストラリアA代表との試合はキャップ対象外の非テストマッチで、強化の意味合いが強いが、勝ち癖をつけることも重要。流もインスタグラムで「勝って次に進もう!」と記しており、負けるつもりはない。

 覚悟を持って代表活動に臨んでいる。W杯への挑戦は来秋のフランス大会を最後と位置付け、その後は「もし、招集していただいたとしても、絶対に行くことはない」。日本開催だった19年W杯が終わった時に胸に刻んだという。

 今夏は体調不良で10日ほど入院し、代表活動は6月上旬に途中離脱。今秋の合宿がスタートして9月の練習では全身がつるほどの状態から、徐々にコンディションを上げてきた。第1、2戦はリザーブから途中出場し、不安を感じさせない動きで好調ぶりをアピール。ジョセフHCも「調子も良くなっているので、彼をスタートで見たいと思った」と認めた。指揮官の期待に応え、今月29日のニュージーランド戦(国立)へ弾みをつける。

続きを表示

2022年10月12日のニュース