紀平梨花 故障中は「心がボロボロ」も…復帰果たした今シーズンへの思い明かす「感謝、恩返しの滑りを」

[ 2022年9月28日 20:17 ]

紀平梨花公式インスタグラム(@rikaskate0721)から

 フィギュアスケート女子の紀平梨花(20=トヨタ自動車)が28日、自身のインスタグラムを更新し、思いをつづった。

 紀平は「私とスケートの出会いは3歳の時」と書き始め、「その時はとにかくもっと上手くなりたい一心で練習をしていました。そこからスケート教室に入り、学校の前に朝練、早退し一般滑走、夜練と小さい頃からたくさん練習を積んできました。家族やたくさんの方に支えてもらい、今の自分があります」とつづった。

 さらに「昨年は怪我で試合を欠場することになりましたが、今では自分にとって、たくさん学び、成長できる大事な期間だったんじゃないかなと思っています。その時は、トレーニングをしても痛みが増し後悔、休ませても、こんなことをしていていいのかと不安。何をしていてもどうすることが正解なのかわからず、心がボロボロの中毎日過ごしていました。ですが今では、あの時があるから苦しい時も気持ちを強く持つことができるし、ただ生きられること、自分がやりたいと思ったことを追求し周りにサポートしてもらいながら頑張りつづけられていること自体、どれだけ幸せなことだろうと感じています」と、ケガをしていた時の思いを吐露。

 また「昨年は、ジャンプができない期間も多かったですが、スケーティング、表現力、トレーニングもたくさん積んできましたので、その成果をこれから皆さんに見ていただきたいです。シーズンもこれから本格的に始まります。焦らず一歩づつですが、たくさんの方からの応援、期待に応えられるよう今までの感謝、恩返しの滑りを届けられるようにこれからも頑張っていきます」と誓った。

 紀平は右足首の疲労骨折で昨季は全休。先週末に行なわれた中部選手権で21年4月の世界国別対抗以来の大会復帰。氷上練習の再開は3週間前とありジャンプ構成を大幅に落としてSP、フリーを滑り切り、SPは56・69点、フリーで97・80点の合計を154・49点で6位に。来月下旬の西日本選手権はGPシリーズ出場のため免除となっており、全日本切符を手に入れた。

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