パリ五輪で金メダル狙う野中生萌「今に見てろと笑ってやれ」

[ 2022年8月18日 17:31 ]

「NEC +CHALLENGE PROJECT」発表会見に出席した(左から)堀米雄斗、野中生萌、国枝慎吾、中西麻耶
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 昨夏の東京五輪スポーツクライミング女子複合銀メダルの野中生萌(25=フリー)が18日、東京都内で開かれた「NEC+CHALLENGE PROJECT(プラスチャレンジ プロジェクト)」の発足会見に出席した。

 野中は東京五輪スケートボード金メダリストの堀米雄斗(23=ミクシィ)、東京パラリンピック車いすテニス男子シングルス金メダの国枝慎吾(38=ユニクロ)、パラ陸上競技・走り幅跳びの中西麻耶(37=阪急交通社)とともNECとタッグを組み、「誰もが夢を抱き挑戦できる環境づくり」に協力する。

 今季もワールドカップ(W杯)ボルダリング女子総合2位、7月のワールドゲームズでも優勝と活躍。野中は「スポーツンクライミングの魅力は年齢、性別問わずできるところ」と力説。「自分が経験して感じたことを共有して、それぞれの目標に向かうエネルギーになったらいいなと思った」とプロジェクトに賛同した理由を明かした。

 「自身を奮い立たせる言葉」としては「今に見てろと笑ってやれ」と記した。スランプだった時期に姉の部屋に張ってあった言葉だといい、「私の心に刺さった。結果は出てないけど、練習はしていたし、力はついているという根拠のない自信だけを持って、まあまあ、“今に見てろよ”って笑っていられる余裕すらある状況に当時の私がはまった。これから先の自分に対しても“見てろよ”という感じもある」と説明した。

 多くの壁を登り続けてきた野中が次に目指すのは24年パリ五輪での頂点。「まずは目の前の大会でしっかり結果を残すこと。次の大きな目標としてはパリ五輪で金メダルを獲ることです」と力強く言い切った。

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2022年8月18日のニュース