大坂「試合の経験を多く積めていない」4年ぶりツアー大会2週連続初戦敗退

[ 2022年8月18日 04:30 ]

テニス ウエスタン・アンド・サザン・オープン第3日 ( 2022年8月16日    米オハイオ州シンシナティ )

女子シングルス1回戦でプレーする大坂(USA TODAY)
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 女子シングルス1回戦で世界ランキング39位の大坂なおみ(24=フリー)が世界44位の張帥(33=中国)に4―6、5―7で敗れた。腰痛のために1回戦を途中棄権した前週のナショナルバンク・オープンに続き、2大会連続で初戦で姿を消した。不安を抱えたまま、2年ぶりの優勝を目指す全米オープン(29日開幕)を迎える。

 大坂は角度のついたストロークで左右に振られた。動きは重く、ついていくのがやっとの状態。頼みの第1サーブも成功率53・3%と精度を欠いた。ツアー大会2週連続で初戦で姿を消すのは18年8月のロジャーズ・カップ(現ナショナルバンク・オープン)、ウエスタン・アンド・サザン・オープン以来4年ぶりの屈辱。「鍵となる瞬間に何をすべきか、少し混乱した。試合前の予想ほどプレーは悪くなかったと思う。相手がいいプレーをした」と完敗を認めるしかなかった。

 5月に左アキレス腱を痛めて全仏オープン後に離脱。約2カ月ぶりの復帰戦となった今月初旬のシリコンバレー・クラシックは2回戦で敗退した。今夏のハードコートシーズンでプレーしたのは3大会で4試合だけ。「ここ最近、試合の経験を多くは積めていない」と不安を口にした。復調の兆しは見えないが、4年前は前哨戦2大会で初戦敗退しながら全米オープンを制覇。試合後は記念撮影やサインに笑顔で応じており、心が折れていないことが救いだ。

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