豊昇龍が高安らと21番 恩師の薦めで稽古場に最新テクノロジー導入「取った後すぐ見て直せる」

[ 2022年8月18日 17:33 ]

出稽古に訪れた高安(右)と申し合い稽古を行った豊昇龍(代表撮影)
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 大相撲の立浪部屋が18日、秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)へ向けた稽古を報道陣に公開した。15日から26日までが出稽古期間となっており、この日は高安(32=田子ノ浦部屋)と阿武咲(26=阿武松部屋)の幕内2人が訪れた。

 幕内力士による申し合い稽古が行われ、小結・豊昇龍(23)は21番取って13勝8敗。名古屋場所前に痛めた右足の甲は「良くなったけど完璧に治ったわけではない」と気にする場面もあったが精力的に番数をこなした。

 稽古場の上がり座敷にモニターが設置されていた。スマートフォンで撮影した映像が約15秒遅れで再生されるようになっており「確認できます。(相撲を)取った後すぐ見て悪いところを直していける」と有効活用。稽古中にその場で自分の相撲内容をチェックして次に生かしていく。柏日体高(現日体大柏)1年時の恩師である永井明慶氏(40)に薦められ「“これいいな”と思って自分も買いました」と取り入れた。稽古場のモニター設置は永井氏が指導する柏相撲少年団のほか、日体大や早大でも導入されているが、相撲部屋では極めて珍しい。新三役から3場所連続で勝ち越した23歳は、最新のテクノロジーを駆使して研究しながら自分の相撲を日々磨いていく。

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2022年8月18日のニュース