丸山茂樹長男・奨王「父と同じ土俵に」米ツアー3勝の偉大な“先輩”目指しデビュー

[ 2022年8月18日 04:30 ]

丸山奨王(左)の練習を見守る父・茂樹
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 国内男子ツアーの「長嶋茂雄招待セガサミー・カップ」は18日、北海道ザ・ノースカントリーGC(7178ヤード、パー72)で開幕する。日米通算ツアー13勝のレジェンド、丸山茂樹(52=セガサミーホールディングス)の長男・奨王(登録名ショーン、22=フリー)が6月のプロ転向後、初めてレギュラーツアーに参戦。プロとしての第一歩を踏み出す。

 偉大な父が見守る前で得意の1Wを黙々と振った。1メートル73、67キロと細身ながら丸山奨の打球は北の大地の青空を突き進んだ。平均飛距離は「300ヤードくらい」と胸を張る。週に1度はラウンドする父茂樹も「日本に長いコースはないという。(自分とは)別の人です」と笑った。期待の大器が「プロ」としてそのベールを脱ぐ。

 今夏、悩んだ末にプロ転向した。16歳でウエストジュニア選手権を制し、名門UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)に進学。だが期待した大学生活は腰痛、左手首の手術との闘い。「逆に下手になってしまった」と話す。経済学部での勉学にも励み、金融業へ進む選択肢もあったが「挑戦せずに諦めたくなかった」とプロの道を選んだ。

 UCLAを卒業した6月に帰国。今も左右の腕にテーピングが目立つが、日本には信頼できる医療機関も多くメンタル面は安定。ゴルフの状態も上向き、日課となった父子ラウンドでは飛距離に加え、父譲りのショートゲームも光る。丸山奨は父の教えも胸に刻む。「リズム良く――と言われるので大切にしたい。悪くなるとパターなどクイックになるので」と話した。

 過去2度の出場は18、19年のアマ時代だった。プロに転向した以上、“親の七光”での出場を嫌い、当初はマンデー予選への出場も考えたほどの気概を持つ。「父がPGA(米ツアー)で3勝しているのでいつかは同じ土俵に立てるように頑張りたい」。今後は日本のQT(予選会)に参戦し、来季ツアーへの出場を目指す意向。父の背中を追う挑戦が始まる。

 《練習見守った父・茂樹「焦らずやってほしい」》父の茂樹は長男・奨王の練習を熱心に見守った。大学4年間はケガに泣かされたこともあり「同業者になるのは正直、複雑な思い。保証のない世界だから。焦らずやってほしい」。一方で飛距離、ショートゲームには非凡さを感じており「課題は経験。場数を踏めばそこそこやれると思う」と話した。もっとも親としてもプロデビュー戦は緊張しているようで「明日は出だしのティーショットを見たら帰ります」と笑わせた。

 ◇丸山 奨王(まるやま・しょうおう)2000年(平12)6月2日生まれ、米カリフォルニア州出身の22歳。プロゴルファー丸山茂樹の長男。17年には世界選抜の一員としてジュニアプレジデンツ・カップに出場した。今年、カリフォルニア大ロサンゼルス校を卒業しプロ転向。得意クラブは1Wで平均飛距離は300ヤード。登録名は「ショーン」。1メートル73、67キロ。

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