大栄翔「3年前よりたくさんの方から声をかけてもらえた」地元凱旋巡業で成長を実感

[ 2022年8月14日 16:48 ]

埼玉県所沢市出身の北勝富士(右)に力水をつける埼玉県朝霞市出身の大栄翔(撮影・前川 晋作)
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 大相撲夏巡業が14日、埼玉県春日部市のウイング・ハット春日部で行われ、関脇・大栄翔(28=追手風部屋)が報道陣の取材に応じた。

 出身は朝霞市、高校は埼玉栄、所属する追手風部屋は草加市にあり、生粋の埼玉県人。「やっぱり地元で巡業ができるということはうれしい。地元の応援が一番力になる」と“埼玉愛”を語った。埼玉県で行われる巡業に参加するのは19年8月以来3年ぶり。「3年前よりたくさんの方から声をかけてもらえることで、けっこう成長できたのかなと自分でも実感できたのでうれしかったです」。この3年の間に初金星、新三役、そして初優勝も経験し、人気・実力ともに上昇したことを改めて感じた“地元凱旋”となった。

 7日に行われたさいたまスーパーアリーナ場所では髪結い実演のモデルを務めた。さいたま市は高校3年間を過ごした埼玉栄高の所在地でもあり、なじみのある土地。国内最大級の多目的アリーナである同会場で“主役”の扱いを受け「いろんなお客さんから見られて(髪結い実演を)やるのは初めてで不思議な感覚でした」と感慨深く振り返った。

 この日は稽古で土俵に上がることはなかったが、取組では「埼玉県朝霞市出身」のアナウンスに大きな拍手が起きた。打ち出し後、会場を出た所でも多くのファンに囲まれる大人気ぶり。サインや写真撮影に一人一人、丁寧に応じる“神対応”を見せた。

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2022年8月14日のニュース