体操ニッポンのエース橋本大輝 世界選手権団体金メダルに意欲「今年こそは…」

[ 2022年7月14日 14:53 ]

オンライン取材に応じた体操男子日本代表の橋本大輝
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 体操の世界選手権(10~11月、英リバプール)に向けて味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で第1回強化合宿を行っている男子日本代表が14日、オンライン取材に応じ、改めて団体金メダル獲得を目標に掲げた。

 強化合宿は11日にスタート、16日までの日程で行われる。6月の全日本種目別選手権の決勝では、あん馬と鉄棒で落下するなど、やや精彩を欠いたエースの橋本大輝(20=順大)は「7月に入って練習強度を戻して、今はすごく動けている。まだ、ちょっと疲れはあるけど、少しずつギアを上げていければいいなと思っている」と現在のコンディションを説明。痛めていた右手小指については「病院に行っていないので診断結果は出ていないけど、トレーナーさんとかには、亜脱臼ぽいと言われた」と明かし、「7月に入って回復し、3日から6種目全部の練習ができるようになった。今は体は痛いところはない」と強調した。

 昨夏の東京五輪では個人総合と鉄棒の2冠。だが、団体は銀メダルに終わった。前回出場した19年世界選手権(独シュツットガルト)でも団体金メダルを逃しており、「悔しい気持ちを何年も引きずっているので今年こそは、みんなで18演技つないで絶対に団体金獲って、その勢いに乗って個人でも金メダルを獲れたらいいなと思います」と意気込みを語った。

 ここまでの合宿について橋本は「良い雰囲気で練習ができているし、今回のチームもすごくやりやすい。あと3カ月でさらに強いチームになりそう」と手応え。「試合で自分の演技をすることだけがチームに良い雰囲気だったり、良い勢いを与えられると思っているので、任せられた種目で求められた演技をしていくことが必要。世界選手権では予定した演技をミスなくやりきることが目標です」と力を込めた。

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2022年7月14日のニュース