宇良が大関・御嶽海撃破「少しだけ成長できたかな」一度も勝ったことのない同期に念願の初勝利

[ 2022年7月14日 21:20 ]

<名古屋場所 5日目>御嶽海(右)をとったりで破る宇良 (撮影・亀井 直樹)
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 幕内・宇良(30=木瀬部屋)が大関・御嶽海(29=出羽海部屋)を破って3勝目を挙げた。相手の右腕を抱えて「思い切っていけた」と鮮やかなとったりで転がした。

 御嶽海とは同学年で、ともに学生相撲で活躍した。関西学院大3年時の全国選抜大学実業団対抗和歌山大会個人戦決勝で対戦。当時75キロの軽量ながら反り技や足取りを次々に繰り出して勝ち進んできた宇良は、御嶽海の壁に阻まれて優勝を逃した。学生横綱とアマチュア横綱を獲得した御嶽海は幕下10枚目格付け出し、宇良は前相撲から、同じ15年春場所で初土俵を踏んだ。

 「稽古とかも含めて一度も勝ったことなかった」。先に出世し、常に番付で上を行く同期にプロ4度目の対戦で初勝利。今年の春場所で敗れた時には「一度でいいから勝ってみたい」と話していた。念願の勝利となったが「少しだけ成長できたかな」と控えめに喜んだ。

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2022年7月14日のニュース