一二三「自分らしい柔道できた」GSをオール一本勝ちでV「世界選手権につながる」

[ 2022年7月14日 05:25 ]

オンラインで取材に応じる阿部一二三
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 柔道のグランドスラム(GS)ハンガリー大会で東京五輪以来約1年ぶりの国際大会をオール一本勝ちで制した男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)がオンライン取材に応じ、「久しぶりにオール一本で勝てて自分らしい柔道ができた。世界選手権につながる」と充実した表情で振り返った。

 5試合を戦った今大会は相手を足技で崩した後、得意の担ぎ技を出す隙のない戦いぶりを披露。決勝では片手での袖釣り込み腰でポイントを奪うなど内容にも納得顔で「なかなか相手が両手で組んでくれないところで、直感で体が反応してくれた」。18年以来、4年ぶり3度目の制覇が懸かる世界選手権(10月、タシケント)まで3カ月。「もっと自分の柔道を研ぎ澄まし、いい柔道を見せたい」と話した。

 《男子100キロ級・飯田「吹っ切れ」充実》男子100キロ級で約2年9カ月ぶりの国際大会制覇を果たした飯田健太郎(旭化成)は「気持ちが吹っ切れ、本当に大きなきっかけになった」と充実の表情を浮かべた。今大会は5位に終わったGSウランバートル大会から中2週という強行日程だったが、試合中の姿勢を見直したことで技出しがスムーズになったという。2度目の世界選手権に向けては「組み手や掛け出しの速さ、組み手の種類、寝技など、細かい技術を伸ばしたい」と話した。

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