バスケ男子日本 100点快勝発進、渡辺はチーム最多21得点貢献 格の違い見せた

[ 2022年7月14日 05:25 ]

アジア杯のカザフスタン戦でシュートを放つ渡辺(AP)
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 バスケットボール男子のアジア杯は13日、インドネシア・ジャカルタで1次リーグ4試合が行われ、C組で世界ランキング38位の日本は同68位のカザフスタンに100―68で快勝し、白星発進した。昨夏の東京五輪以来の代表復帰となった渡辺雄太(27)が29分26秒の出場で、チーム最多21得点をマーク。トム・ホーバス監督(55)の就任後初めてコートに立ち、NBA選手の実力を示した。15日に同83位のシリア、17日に同23位のイランと対戦する。

 格の違いを見せた。渡辺は試合開始3分52秒にダンク。第2Qには3点シュートも沈めた。チーム最多21得点に加え、8リバウンド、4アシスト、3ブロックを記録。100点ゲームでの白星発進の立役者となった。昨季限りでNBAラプターズとの契約が切れ、22~23年の所属は未定。新シーズンに向けた貴重な準備期間を代表活動に充てるため、5日前にチームに合流したばかりだった。

 若手の多いチームだが「経験で終わらせるつもりはない。勝ちに行く」と71年以来51年ぶり3度目の優勝を目標に掲げる。1次リーグは16チームが4組に分かれ、各組1位が準々決勝へ。各組2~3位は8強入りを懸けて決勝トーナメント1回戦に進む。ホーバス監督は「選手たちの試合を通じた頑張りにはとても満足している」と手応えを口にした。

 《代表2戦目の河村が存在感》代表2戦目のポイントガード河村が躍動した。13分9秒の出場ながらフィールドゴール成功率100%で8得点、8アシスト、3リバウンド、2スチールをマーク。出場時のチーム得失点差は最多のプラス26を叩き出した。デビュー戦で8アシストを記録した3日の台湾戦に続き、21歳が存在感を発揮。同じポジションの富樫主将からは「スチールからアシストから、チームに勢いを与えてくれた」と称えられた。

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2022年7月14日のニュース