17歳アマ・馬場が日本勢唯一アンダーパー 59位から31位浮上「凄くハッピー」

[ 2022年6月6日 02:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン第3日 ( 2022年6月4日    ノースカロライナ州 パインニードルズGC=6638ヤード、パー71 )

第3ラウンド、1番でアプローチショットを放つアマチュアの馬場咲希
Photo By 共同

 アマチュアの馬場咲希(17=日本ウェルネス高2年)が日本勢でただ一人のアンダーパーとなる4バーディー、3ボギーの70で回り、59位から通算2オーバーの31位に順位を上げた。73で回った小祝さくら(24=ニトリ)が通算1オーバーで日本勢最上位の24位。67をマークしたミンジ・リー(26=オーストラリア)が単独首位に立った。

 1メートル75の長身から放たれるティーショットに将来性を感じさせる。日本人アマで8年ぶりに予選を突破した馬場が、日本勢唯一のアンダーパーをマークした。1番パー5で第2打をグリーン手前まで運びバーディー発進。16番パー3では20ヤードをウエッジで沈めてチップインバーディーだ。

 「3日間で一番ショットが良くてバーディーチャンスについた。チップインも決められて凄くハッピー」

 同組のパグダンガナン(フィリピン)は今季ツアー3位の飛ばし屋だが、この日の平均飛距離では272・7ヤードを記録して上回った。練習場では海外選手を観察。「フィニッシュで抑えている感じ。体で振っている」と意識を取り入れ、ショット精度が上がったことも好スコアの要因だ。

 身長1メートル78の東京五輪金メダリスト、ネリー・コルダ(米国)に憧れる17歳。日本人アマの大会最高成績はベストアマに輝いた87年の服部道子の21位で、記録更新も狙える位置で最終日を迎える。「凄く楽しい。もう、帰りたくない」と笑う。最後の18ホールに、その思いをぶつける。

 ◇馬場 咲希(ばば・さき)2005年(平17)4月25日生まれ、東京都出身の17歳。日本ウェルネス高2年。父・哲也さんの影響で5歳からゴルフを始める。得意クラブは1Wで平均飛距離は260~270ヤード。1メートル75、58キロ。

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2022年6月6日のニュース