ウォリアーズが3年ぶり12回目のファイナル進出 「M・ジョンソン・トロフィー」はカリーへ

[ 2022年5月27日 12:43 ]

マジック・ジョンソン・トロフィーを手にしたカリー(AP)
Photo By AP

 西地区決勝の第5戦が26日にサンフランシスコ(カリフォルニア州)で行われ、第3シードで地元のウォリアーズ(53勝29敗)が、一度もリードを奪われることなく第4シードのマーベリクス(52勝30敗)を120―110(前半69―52)で下して4勝1敗。3年ぶり12回目のファイナル進出(ここ8シーズンでは6回目)を決め、リーグ創設75周年を記念して設けられた西地区の覇者に贈られる「オスカー・ロバートソン・トロフィー」を獲得した。

 クレイ・トンプソン(32)が16本中8本の3点シュートを成功させてチーム最多の32得点をマーク。ステフィン・カリー(34)も第1Qに右足首を痛めながらも15得点と9アシストを稼いで勝利に貢献した。

 カリーの西地区決勝5試合での平均得点は23・8。レギュラーシーズン(25・5)を下回ったものの、3点シュートの成功率を38・0%から43・9%にアップさせ、このシリーズのMVPに贈られる新設の「マジック・ジョンソン・トロフィー」を手にした。

 アンドリュー・ウィギンス(27)も18得点、ドレモンド・グリーン(32)は17得点、ケボン・ルーニー(26)も10得点と18リバウンド(うちオフェンス7本)を記録するなど、先発5人を含む6人が2ケタ得点をマーク。チームの3点シュート成功は36本中14本(成功率38・9%)で、フリースローは16本すべてを成功させた。

 マーベリクスは第3Q6分19秒にこの試合最大の25点差をつけられながら、このクオーターの残り34・2秒に8点差まで急追。しかし第4Q(26―26)で逆転することはできなかった。

 このシリーズの過去4戦で平均33・0得点だったルカ・ドンチッチ(23)は28得点をマークしたものの、ウォリアーズの執ようなダブルチームによるマークにあって前半は6得点のみ。フィールドゴールの成功は28本中10本(うち3点シュートは13本中3本)にとどまった。

 シーズン途中でウィザーズから移籍してきたスペンサー・ディンウィディー(29)が26得点を稼いだもののウォリアーズに振り切られた形。11年ぶりのファイナル進出はならなかった。

 NBAで3勝0敗となったケースでは全147チームがすべてシリーズを制覇。なお東地区決勝では現在、第2シードのセルティクスが第1シードのヒートに3勝2敗としている。

 <西地区決勝の結果>
 ▼第1戦=〇ウォリアーズ112―87●マーベリクス
 ▼第2戦=〇ウォリアーズ126―117●マーベリクス
 ▼第3戦=〇ウォリアーズ109―100●マーベリクス
 ▼第4戦=〇マーベリクス119―109●ウォリアーズ
 ▼第5戦=〇ウォリアーズ120―110●マーベリクス
 *日付けは現地時間

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月27日のニュース