ジャンプ原田氏ら委員に 札幌五輪招致の全国組織

[ 2022年4月28日 05:00 ]

原田雅彦氏 
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 2030年冬季五輪招致を目指す札幌市が、全国的な機運醸成のために発足させる新組織「プロモーション委員会」の委員として、スポーツ界からノルディックスキー・ジャンプ男子で1998年長野五輪団体金メダルの原田雅彦氏や、スピードスケート女子の岡崎朋美さんらを選ぶ方針であることが27日、分かった。5月10日に札幌市で初会合を開く予定。複数の関係者が明らかにした。

 カーリング女子でロコ・ソラーレの本橋麻里代表、フェンシングの五輪銀メダリストで国際オリンピック委員会(IOC)委員の太田雄貴氏らも選出される見通し。スキー複合の五輪金メダリストで長野市長の荻原健司氏、東京五輪の聖火引き継ぎ式でギリシャ側から聖火を受け取る大役を務めた元競泳五輪選手の井本直歩子さん、アイヌ文化を広める活動をしている秋辺日出男氏らも候補となっている。政界や経済界からも委員を選び、全体で30人を超える規模となる。

 特別顧問は東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長、顧問にはスポーツ庁の室伏広治長官が就く見込み。会長は岩田圭剛・札幌商工会議所会頭が就任することが公表されている。

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2022年4月28日のニュース