前年王者の太田彪雅 全日本2連覇で世界代表&知名度アップ誓う

[ 2022年4月28日 17:46 ]

全日本選手権の前日会見で意気込みを語る太田彪雅
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 あす29日に開催される柔道の体重無差別で争われる全日本選手権(東京・日本武道館)の前日会見が28日、リモートで行われ、2連覇を目指す100キロ超級の太田彪雅(24=旭化成)は「必ず優勝したい。有観客は久しぶりなので緊張しているが、見てもらえるのはうれしい。力に替えたい」と意気込みを語った。

 太田はいずれも東京・講道館で無観客開催だった20年大会で準優勝し、昨年は悲願の初優勝。しかし2年とも東京五輪100キロ超級代表の原沢久喜や同100キロ級代表のウルフ・アロンは不在だった。3年ぶりに日本武道館に帰ってきた今年こそ、真の日本一を決める舞台に相応しく、「2連覇して、もう少し知ってもらえるようにしたい」と知名度向上にも意欲を示した。

 技術面では昨年の優勝で「正しかったと自信を持てるようになった」と言い、その後の4カ月間を掛けて得意とする組手を切る柔道だけではなく、組み合う柔道も強化してきた。100キロ超級の世界選手権代表争いは混とんとしており、今大会の優勝者が最有力候補となることは間違いない。太田は「選考会も兼ねているので、次の試合につなげたい」と初の世界代表にも意欲を燃やした。

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2022年4月28日のニュース