柔道・高藤直寿「日本武道館でもう一度輝く」あす全日本選手権

全日本選手権の前日会見で意気込みを語る高藤直寿
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　あす29日に開催される柔道の体重無差別で争われる全日本選手権（東京・日本武道館）の前日会見が28日、リモートで行われ、東京五輪60キロ級金メダリストの高藤直寿（28＝パーク24）が出席。18年大会以来、4年ぶり2度目の挑戦へ「金メダルを獲った日本武道館で、もう一度輝きたい。とにかく盛り上げられるように頑張ろうと思っていたが、どんどん勝ちたい欲が出てきた。明日は自分の力を全て出したい」と意気込んだ。

　大会は3年ぶりの日本武道館での有観客開催となる。同じく武道の聖地で行われた東京五輪の柔道だが、無観客。シニアのトップ選手にとって、日本武道館の畳に立てる唯一の機会が全日本となっており、「もちろん五輪の金メダルも夢だったが、全日本で武道館の畳に立つことも憧れ。年齢的にもいつ柔道をできなくなるか分からないので、出場を決めた」と話した。

　1回戦の対戦相手は90キロ級の田中大勝。高藤自身の体重は「65、66キロくらい。思い描いた体重で臨める」と調整は順調だという。10月の世界選手権（タシケント）代表に決まっており、ケガのリスクもあるが「僕を見に来てくれる方もいると思うので、その期待を裏切るようなことはしたくなかった。面白い試合をしたい」と“波乱”を予告した。