昨季王者のバックスが1回戦を4年連続で突破 ウォリアーズもカリーの活躍で4勝1敗

[ 2022年4月28日 13:44 ]

ダンクを決めるバックスのG・アデトクンボ(AP)
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 昨季のファイナルを制している東地区第2シードのバックス(51勝31敗)は27日、地元ミルウォーキー(ウィスコンシン州)で第6シードのブルズ(46勝36敗)を116―100(前半60―42)で下して4勝1敗。このカードではここ22戦で20勝目を飾り、4年連続で1回戦を突破した。

 左膝を痛めているクリス・ミドルトン(30)は3試合連続で欠場したが、ヤニス・アデトクンボ(27)が33得点と9リバウンド、ボビー・ポーティス(27)も14得点と17リバウンドを稼いで最大で29点差をつけた。

 ブルズではミドルトンとともに東京五輪の米国代表となっていたザック・ラビーン(27)が、新型コロナウイルス感染防止のための健康安全プロトコルの対象となって大事な一戦で離脱。第2戦で41得点をマークして勝利に貢献していたデマー・デローザン(32)は43分出場しながら11得点にとどまった。

 ブルズは第2戦では114―100で勝ったものの、第3戦以降の点差は30→24→16。流れを変えることができないままにシリーズを終えた。

 なおバックスは東地区準決勝シリーズで第2シードのセルティクス(51勝31敗)と対戦。今季の成績は2勝2敗となっている。

 西地区第3シードのウォリアーズ(53勝29敗)も地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)で第6シードのナゲッツ(48勝34敗)を102―98(前半48―48)で退けて4勝1敗。第4戦までベンチスタートだったステフィン・カリー(34)が先発に復帰して5本の3点シュートなどでチーム最多の30得点を挙げて3年ぶりに1回戦を突破した。

 ウォリアーズの先発はガード3人、フォワード2人という編成。平均身長はナゲッツより5・2センチ下回る195・0センチでリバウンド総数では37―50と劣勢だったが、3点シュートの成功率ではナゲッツの20・7%(29本中6本)対して、41・9%(31本中13本)と精度で上回って勝利を収めた。

 ナゲッツでは昨季のMVP、センターのニコラ・ヨキッチ(27)が第4Q3分すぎに5反則目をコールされながらも30得点、19リバウンド、8アシストと奮闘。しかし若手の主力に故障者の多かった今季は1回戦で姿を消した。

 <26日の結果>
 ▼東地区1回戦
(3)*バックス(4勝1敗)116―100(6)ブルズ(1勝4敗)
 ▼西地区1回戦
(3)*ウォリアーズ(4勝1敗)102―98(6)ナゲッツ(1勝4敗)

 *はホームチーム、カッコ内の数字は地区内シード順

 <1回戦突破チーム>
 ▼東地区=(1)ヒート、(2)セルティクス、(3)バックス
 ▼西地区=(3)ウォリアーズ

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