バレー男子日本代表・ブラン監督 初選出の2メートルトリオに期待「大きなメリットになると注目」

[ 2022年4月4日 16:56 ]

フィリップ・ブラン監督(中央)
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 バレーボール男子日本代表のフィリップ・ブラン監督(61)が4日、オンラインで会見し、未来を担う若手有望株について語った。この日、今季の代表登録選手35人を発表し、15人が初選出。ともに18歳の牧大晃(筑波大1年)と甲斐優斗(専大1年)、17歳の麻野堅斗(東山高3年)はいずれも身長2メートルを超える大型選手として期待を寄せた。

 “2メートルトリオ”が、龍神ニッポンの登録メンバーに名を連ねた。身長2メートル10の牧は、高松工芸のエースとして今年1月の全日本高校選手権(春高バレー)に出場。ブラン監督は「世界でも数少ない身長なので、大きなメリット。まさに天から与えられたもの」とし、この春から大学に進学したため「彼自身も努力を重ねている。まずは負傷しないことが重要」と語った。

 2メートルの甲斐は今年の春高バレーでブレーク。指揮官は急成長している有望株に「ミドルブロッカーとしても優秀な選手。将来的にはオポジットとしても活躍してくれると思っている」と構想を明かした。

 そして、2メートル6の麻野は今回の登録メンバーの中で、最年少となる17歳の高校生だ。ブラン監督は麻野のプレーをビデオでチェックしたという。「この身長は日本チームにとって大きなメリットになると注目している。また、ミドルブロッカーなので戦術面でも、既にある程度の資質を備えている」と指揮官。今後の日本バレーボール界を担っていく存在として「さらに国際レベルを目指して、彼自身のレベルを高めていってほしい」と期待を込めた。

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2022年4月4日のニュース