76ersのエンビードが得点2位に浮上 ラプターズの連勝は5で止まる 渡辺は2試合連続登録外

[ 2022年4月4日 13:44 ]

キャバリアーズ戦で44得点を挙げた76ersのエンビード(AP)
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 東地区全体4位の76ersは敵地クリーブランド(オハイオ州)で7位のキャバリアーズを112―108(前半49―55)で下し、連勝で48勝30敗。4試合を残して無条件でプレーオフに進出する6位以内が確定し、5シーズン連続でポストシーズンに駒を進めた。

 センターのジョエル・エンビード(28)はフリースローは20本中17本成功させて44得点。今季の平均得点は前日までの30・00から30・20に上昇し、1位ながらこの日のナゲッツ戦を欠場したレブロン・ジェームズ(37)に0・07差にまで肉薄してきた。ジェームズの今季の出場試合数は56。タイトル獲得には原則的にシーズン全体の70%に相当する58試合の出場が必要で、ジェームズは現時点ではまだ最少試合数に到達していない。

 前日まで得点部門2位だったバックスのヤニス・アデトクンボ(27)はマーベリクス戦で28得点。平均30・11から30・08に数値を下げて3位に後退したものの、ジェームズとは0・19差、エンビードとは0・12差につけている。

 東地区全体3位のバックスは地元ミルウォーキー(ウィスコンシン州)で西地区4位のマーベリクスに112―118(前半55―57)で敗れて48勝30敗。試合のなかった2位セルティクスに0・5ゲームをつけられたが、両者は7日の直接対決を残している。

 ラプターズは地元トロント(カナダ・オンタリオ州)で東地区全体首位のヒートに109―114(前半55―45)で敗れて45勝33敗。連勝は5でストップし、この日試合のなかったブルズと同率ながら東地区全体で5位から6位に順位を下げた。ただし7位のキャバリアーズも敗れたため、無条件でプレーオフに進出できる6位確保へのマジックは残り4試合で「2」となっている。

 ラプターズではパスカル・シアカム(27)とフレッド・バンブリート(28)がそれぞれ29得点。太腿を痛めている渡辺雄太(27)は2試合連続で登録を外れた。

 勝ったヒートは51勝28敗。カイル・ラウリー(36)はかつて9シーズン在籍した古巣相手に16得点と10アシストをマークし、チームは4連敗のあと4連勝と持ち直して東地区第1シードへのマジックは残り3試合で「2」となった。

 ジェームズが欠場した西地区全体11位のレイカーズは地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)で同5位のナゲッツに118―129(前半61―62)で敗れて6連敗で31勝47敗。プレーイン・トーナメント出場の下限となっている11位スパーズとは、残り4試合となった段階で2ゲーム差に開いた。 

 <1日終了時点での東地区全体順位>
 ▼1~6位(無条件でプレーオフ進出)
(1)★ヒート(51勝28敗)
(2)★セルティクス(49勝30敗)
(3)★バックス(48勝30敗)
(4)★76ers(48勝30敗)
(5)ブルズ(45勝33敗)
(6)ラプターズ(45勝33敗)
 ▼7~10位(プレーイン・トーナメントの対象)
(7)キャバリアーズ(43勝36敗)
(8)ホークス(41勝37敗)
(9)ホーネッツ(40勝38敗)
(10)ネッツ(40勝38敗)
 ▼11~15位(プレーオフの可能性は消滅)
(11)ニックス(35勝44敗)
(12)ウィザーズ(34勝44敗)
(13)ペイサーズ(25勝54敗)
(14)ピストンズ(23勝56敗)
(15)マジック(20勝59敗)

 <1日終了時点での西地区全体順位>
 ▼1~6位(無条件でプレーオフ進出)
(1)★サンズ(62勝16敗)
(2)★グリズリーズ(55勝23敗)
(3)★ウォリアーズ(50勝29敗)
(4)★マーベリクス(49勝30敗)
(5)ナゲッツ(47勝32敗)
(6)ジャズ(46勝32敗)
 ▼7~10位(プレーイン・トーナメントの対象)
(7)ティンバーウルブス(45勝34敗)
(8)クリッパーズ(39勝40敗)
(9)ペリカンズ(34勝44敗)
(10)スパーズ(33勝45敗)
 ▼11位(プレーイン・トーナメントの圏外も可能性あり)
(11)レイカーズ(31勝47敗)
 ▼12~15位(プレーオフの可能性消滅)
(12)キングス(29勝50敗)
(13)トレイルブレイザーズ(27勝51敗)
(14)サンダー(23勝55敗)
(15)ロケッツ(20勝59敗)

 *レギュラーシーズンは82試合。★は無条件プレーオフ進出(地区6位以内)が確定したチーム

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