西郷真央 最速5戦3勝 完全Vで2週連続

[ 2022年4月4日 05:30 ]

女子ゴルフツアーヤマハ・レディース葛城 ( 2022年4月3日    静岡県袋井市 葛城GC山名C=6590ヤード、パー72 )

ヤマハ製のレーシングバイクにまたがり笑顔を見せる西郷真央
Photo By 代表撮影

 2位に5打差をつけて出た西郷真央(20=島津製作所)が、完全Vで2週連続優勝を飾った。悪天候で76とスコアを崩したが、前日までの貯金を生かし通算8アンダーで逃げ切った。開幕から5試合での3勝は史上最速。1打差の2位に堀琴音(26=ダイセル)が入った。アマの上田澪空(みく、16=共立女二高2年)が72の通算4アンダーで5位と健闘した。

 ダブルボギーパットを沈め、ウイニングボールを手にした西郷は微妙な表情を浮べた。「ちょっと後味の悪い終わり方になってしまったので、苦笑いしました」。5打差の貯金を持ってスタートしながら、終わってみれば1打差の辛勝。4日間トップの完全Vは宮里に次ぐ年少2位で、開幕5戦3勝は最速記録となったが、反省の多い最終日となった。

 それでも要所要所で強さが際立った。10番でボギーを叩き、1打差に迫られた11番パー3では「気持ちを切り替えて」打ったPWのショットを70センチにつけ再びリードを広げた。象徴的だったのが、ダブルボギーを叩いた最終18番。このホールはドライビングディスタンス(飛距離)の計測ホールで、1Wを打つ前に師匠のジャンボ尾崎の顔が浮かんだ。

 ジャンボにはいつも「お前、ディスタンスは何位なんだ?」と聞かれていた。その時点で2位と3打差。「胸を張って報告したいと思って」と思い切り振りにいったところ、雨でフェース面が滑り右のOBゾーンへ。「悪くてもコース外には出ないと思っていましたが…。今後こういうことがあったら気をつけようと思いました」。V争いの緊迫した場面でディスタンス記録を意識できること自体、西郷のレベルの違いを感じさせた。

 大会前にジャンボ邸を訪れ2勝目を報告。その際「(国内)メジャーを優勝できるように」とハッパをかけられた。3勝目はどういう報告をするかと聞かれると「引き続き“そこは目標の一つとして頑張っていきたいです”と伝えたいです」と表情を引き締めた。女子ツアーの主役の座は当面譲らない。 

 《西郷の主な記録》
 ☆シーズン3勝最速記録 5試合は1位。90年高須愛子の6試合を更新。

 ☆完全V年少記録(4日間) 20歳177日は2位。1位は宮里藍の20歳105日。

 ☆年少2週連続V 5例目の若さ。畑岡奈紗18歳261日、宮里藍19歳1日&19歳337日、古江彩佳20歳150日に次ぐ。

 ☆通算3勝目到達年少記録 5位の若さ。畑岡奈紗18歳261日、宮里藍18歳360日、平瀬真由美20歳27日、古江彩佳20歳172日に次ぐ。

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