東京SGが10勝一番乗り タタフが2トライで突き放した ヘイグ監督不在もスタイル貫いた

[ 2022年3月28日 05:30 ]

ラグビーリーグワン第11節   東京SG40ー27横浜 ( 2022年3月27日    昭和電ド )

<横浜・東京SG>前半、横浜・ファンダイク(6)のタックルを受けながら前進する東京SG・タタフ
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 1敗の東京SG(旧サントリー)は横浜(旧キヤノン)を40―27で下し、10勝一番乗りで首位を守った。1点リードの残り7分からNo・8テビタ・タタフ(26)の2トライで突き放した。埼玉(旧パナソニック)は試合終了間際のNo・8ジャック・コーネルセン(27)のトライ(ゴール)で静岡(旧ヤマハ発動機)に26―25と逆転勝ち。第3節からの連勝を9に伸ばした。

 新型コロナの濃厚接触者となったヘイグ監督不在の中、上位対決を制した東京SGのSH流は「いろんな感情を持って臨んだ」と振り返った。かつてチームを2年連続2冠に導いた横浜・沢木敬介監督との公式戦初対決。移籍した元同僚のCTB梶村やWTB松井とも初対戦だった。「優勝争いするチームをつくるのは分かっていた」と苦戦を強いられたが、ボールを継続するスタイルを貫いて5トライ。指導を受けた敵将に“恩返し”を果たし、CTB中村亮主将は「選手主体に準備して自分たちのラグビーを80分間しっかりできた」と胸を張った。

 大分は横浜の準本拠地だが、熊本出身の流や鹿児島出身の中村亮にとっては地元での試合でもあった。流は「九州はリーグワンのチームも減ったので盛り上げたいし、もっと九州で試合をしてほしい」と訴えた。

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