セルティクスが東地区全体の首位に浮上 第1シード争いが激化 0・5ゲーム差に4チーム

[ 2022年3月28日 12:36 ]

ティンバーウルブスのラッセルをかわしてシュートを放つセルティクスのテータム(AP)
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 NBAは27日に各地で7試合を行い、セルティクスは地元ボストン(マサチューセッツ州)で西地区全体7位のティンバーウルブスを134―112(前半72―49)で下して6連勝。今季の成績は47勝28敗となり、前日まで首位だった76ersが敗れたために、4位から一気に首位に浮上した。

 セルティクスではジェイソン・テータム(24)が34得点、ジェイレン・ブラウン(25)が31得点を稼いで勝利に貢献。この日試合のなかった2位ヒートとはゲーム差なしで、3位バックス、さらに4位に順位を落とした76ersとは0・5ゲーム差となった。セルティクスはここ28戦で24勝目。ただし残り7試合で首位に立ったとは言え、まだヒートとバックスと直接対決を残しており、東地区の第1シード争いは最後までもつれそうだ。

 前日までの東西両地区首位同士の対戦となった一戦は、すでにファイナルまでのホームアドバンテージを確保しているサンズが地元フェニックス(アリゾナ州)で76ersを114―104(前半60―64)で退けて8連勝。今季75戦で61勝目を挙げ、チームのシーズン最多勝利記録(62)にあと「1」と迫った。

 76ersの連勝は3で止まって48勝28敗。センターのジョエル・エンビード(28)が37得点と15リバウンドを稼いだものの勝利には結びつかず、東地区全体の首位から4位に後退した。

 ネッツは地元ブルックリン(ニューヨーク州)でホーネッツに110―119(前半60―56)で敗れて39勝36敗。ホームゲームで今季初出場となったカイリー・アービング(30)は16得点と11アシストを記録したが、後半で競り負けた。この結果、同じく39勝36敗となったホーネッツが東地区全体で9位からネッツを抜いて8位に浮上。9位になるとプレーオフ進出には「プレーイン・トーナメント」で2勝しなければならず、今季序盤で一時首位に立っていたネッツにとってはここが正念場となっている。

 レイカーズは敵地ニューオーリンズ(ルイジアナ州)でペリカンズに108―116(前半69―68)で敗れて31勝43敗。32勝43敗となったペリカンズに抜かれて西地区全体で9位から10位にダウンした。またマーベリクスはジャズに勝ち、4連敗となったジャズを抜いて西地区全体の5位から4位に順位を上げた。

 なおレイカーズのレブロン・ジェームズ(37)はペリカンズ戦で39得点をマーク。27日終了時点での個人得点ランクではジェームズが30・13で1位、2位のエンビード(29・90)に0・23点差、29・72で3位となっているバックスのヤニス・アデトクンボ(27)に0・41点差をつけている。

 <27日の結果>
ニックス(33勝42敗)104―102*ピストンズ(20勝55敗)
*セルティクス(47勝28敗)134―112ティンバーウルブス(43勝33敗)
*ウィザーズ(32勝42敗)123―115ウォリアーズ(48勝27敗)
*サンズ(61勝14敗)114―104 76ers(48勝28敗)
*ペリカンズ(32勝43敗)116―108レイカーズ(31勝43敗)
ホーネッツ(39勝36敗)119―110*ネッツ(39勝36敗)
*マーベリクス(46勝29敗)114―100ジャズ(45勝30敗)
 *はホームチーム

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