北京五輪銅の冨田せな ハーフパイプ予選貫禄トップ通過 決勝で大技に意欲

[ 2022年3月21日 05:30 ]

女子予選で、笑顔を見せる冨田せな
Photo By 共同

 スノーボードの全日本選手権第1日は20日、青森スプリング・スキーリゾートでハーフパイプ予選が行われ、女子で北京五輪銅メダルの冨田せな(22=アルビレックス新潟)は1本目に85・2点をマーク。トップ通過で予選上位6人で争われる21日の決勝に進出した。男子は北京五輪代表の戸塚優斗(20=ヨネックス)、平野流佳(20=太成学院大)、平野海祝(19=日大)の3人がそろって決勝進出を決めた。

 五輪代表女子4人全員が出場した女子で、冨田せなが予選から貫禄を見せつけた。降雪が続き板の走りが悪いコンディションの中、1番手で登場していきなり85・2点をマーク。精度の高いエアで妹のるき(チームJWSC)らを抑え、「一安心している。なかなか日本(の大会)で滑ることがなかったので、参加できて良かった」と笑顔を見せた。

 北京のパイプよりもサイズも小さいことから、決勝で自身が持つ最高難度の技であるフロントサイド1080を出すには厳しい条件だが、「せっかく五輪イヤーの大会で五輪選手が出ている。スノボを盛り上げるためにもやれるならやりたい」と意欲。25日には巨人開幕戦の始球式も控えており、「(練習として)雪玉を作って投げたい」と話した。

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2022年3月21日のニュース