堀琴音 16番バーディー 冷静判断ジグザグ打ちでS字コース攻略

[ 2022年3月21日 05:30 ]

女子ゴルフツアー Tポイント×ENEOS最終日 ( 2022年3月20日    鹿児島県鹿児島高牧CC=6419ヤード、パー72 )

16番、ティーショットを放つ堀琴音(撮影・会津 智海)
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 堀琴は優勝に必要な1ストロークを頭脳的マネジメントで生み出した。「16番のバーディーがポイントだった」と振り返るホールは、フェアウエーがS字を描くパー5。左→右→左とジグザグ状に打って見事攻略した。

 第1打はティーイングエリア右端からフェアウエー左へ。第2打はエッジまで270ヤード。グリーン近くまで打つ手もあるが、中途半端な距離が残りピンに寄せ切れなかった前日の反省から「少し手前に置いて(第3打は)フルショットで行ける番手で打ちたい」と120ヤードを残す。左のピンを狙いやすいフェアウエー右に運び、PWで絶好機を築いた。

 「初優勝してから落ち着けるようになった」。冷静な判断ができたのも心の余裕があったからだ。16年日本女子オープン最終日、首位で迎えた後半に崩れて、アマチュアの畑岡奈紗にタイトルを譲った。「体力も、ショット、パットの精度も、あの頃とはるかに違う」と語気を強めた26歳。終盤のバーディーで進化を証明した。

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2022年3月21日のニュース