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堀琴音 史上初の姉妹複数回V 姉・奈津佳に並んだ2勝目「幸せいっぱい。なんか、結婚会見みたい」

[ 2022年3月21日 05:30 ]

女子ゴルフツアー Tポイント×ENEOS最終日 ( 2022年3月20日    鹿児島県鹿児島高牧CC=6419ヤード、パー72 )

笑顔で優勝トロフィーを掲げる堀琴音(撮影・会津 智海)
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 1打差の単独首位から出た堀琴音(26=ダイセル)が3バーディー、1ボギーの70にまとめ通算9アンダーで逃げ切り、今季初優勝を手にした。昨年7月のニッポンハム・レディースに続くツアー通算2勝目。通算2勝の姉・奈津佳(29=サニクリーン)と、ツアー史上初の姉妹複数回Vを達成した。

 苦しんだ時期を思い起こして流した、初優勝の時の涙とは違う。1打差を守り切り、つかんだ2勝目。堀琴は目にたまった涙を拭いながら「自信になる」と強く思えた。だからこそ直後の優勝会見では一転、満面の笑み。

 「去年は最後の方は調子を崩して、2勝目ができるのかなとも思っていた。幸せいっぱいです。なんか、結婚会見みたい(笑い)」

 最終日、単独首位から出るのは初めてだった。2つスコアを伸ばして後半へ。しかし、10番でボギーを叩くと、一時は首位を譲った。だが、動揺はない。初優勝して精神面で余裕が生まれ、ささいなミスで怒っていた自分をコントロールできるようになった。だからこそ「まだまだ頑張るぞ」と前を向けた。16番のバーディーで単独首位に返り咲き、17番では下り2メートルのパーパットを沈めきる。1勝目は逆転、2勝目は逃げ切りとなった。

 前週からバッグを担ぐ大溝雅教キャディー(56)と「一緒に勝ちたい」と臨んだ一戦だった。タッグを組む予定だった20年8月に、大溝氏ががんで入院。病院を訪ねて「コースに戻ってこないと大溝さんじゃないよ」と声を掛けた。そのベテランキャディーに男女通算32勝目、退院後は初勝利をプレゼントした。

 この優勝で姉・奈津佳の通算2勝に並んだ。姉妹での複数回優勝はツアー史上初だ。「2勝と1勝では響きが違う。やっと姉と並べてホッとしています」。もちろん、ここがゴールではない。「今季、複数回優勝ができるよう頑張るのみ」。26歳は自信に満ちた表情で宣言した。

 《福嶋晃子&浩子姉妹超え》日本ツアーでは姉妹で優勝を果たしたのは2組だけ。ツアー通算24勝の福嶋晃子、同1勝の浩子と、同2勝の堀奈津佳、琴音の2組のみ。今大会で琴音が2勝目を挙げたことで、史上初の姉妹複数回優勝となった。

 ◇堀 琴音(ほり・ことね)1996年(平8)3月3日生まれ、徳島市出身の26歳。7歳でゴルフを始める。兵庫・滝川二高卒業後の14年プロテストに合格し、翌15年に賞金シードを獲得するなどLPGA新人賞。18年に3年間保持したシードを喪失も、昨年のニッポンハム・レディースで初優勝。昨季は賞金ランク27位。1メートル65、56キロ。

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