宮里優 地域創生の趣旨に賛同 13大会連続出場で5差12位発進、逆転V狙う

[ 2022年3月20日 05:30 ]

九州サーキット第18回北九州オープン第1日 ( 2022年3月19日    北九州市 小倉カンツリー倶楽部=6888ヤード、パー72 )

<北九州オープン第1日>第4回から出場を続ける宮里優は6バーディー(1ボギー、1ダブルボギー)を奪い12位発進
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 地域創生の大会趣旨に賛同し、マスターズ出場の2018年を除いて第4回大会から13回連続出場となる宮里優作(41=フリー)が3アンダー、69で12位発進。首位との5打差を最終日に猛追する。8アンダー、64で回った比嘉一貴(26=フリー)が単独トップ。香妻陣一朗(27=国際スポーツ振興協会)、初出場の堀川未来夢(29=Wave Energy)ら3人が5アンダーの3位。

 毎年ビッグネームが顔をそろえる北九州オープン。中でも“看板プロ”の宮里優が風と寒さの中、好発進した。「右から左からの風だったが後半はいいプレーができた」。10番から3連続バーディーを決めるなど69でフィニッシュした。

 大会には第4回から出場を続け、マスターズに出場した18年とコロナ禍で中止された20年を除けば13大会連続出場中。「地域密着、地方再生の運営にいつも感心させられる。僕も九州(沖縄)出身。協力したい」と自らのプレーで大会を盛り上げてきた。今大会はクラウドファンディングで賞金を募り、総額1000万円に+195万円、優勝賞金200万円に+50万円がそれぞれ増額されるユニークな試みもあり「トーナメントの新しい形だと思う」。元日本ゴルフツアー選手会長らしい広い視野から大会を評価する。

 首位とは5打差だが「小倉のコースは何が起こるか分からない。前で回ってプレッシャーをかけたい」と17年賞金王が虎視眈々(たんたん)と逆転を狙う。

 《比嘉が首位発進》9バーディー、1ボギーの好プレーで比嘉が飛び出した。「1ピン前後のフックラインが続いて全部いい感じで決まってくれた」。前半11番から3連続で取ると、17番は5メートル、18番は7メートルのミドルパットも連続できっちりと沈めた。16日の東急大分オープンではプレーオフで敗れたが、66の好スコアで2位に入った。「ツアー開幕前のいいプレーは自信になる」。最終日は逃げ切りVを狙う。

 ▼3位・堀川未来夢 ショットがよくてチャンスについたが、後半パットが入らなかった。(初出場初ラウンドながら67)

 ▼3位・香妻陣一朗 まだ調子は完璧ではないが徐々によくなってきた。(6バーディー、1ボギーの67)

(第1日主な順位)
―8(1)比嘉一貴 64
―7(2)田中大心 65
―5(3)藤島晴雄
  (3)堀川未来夢
  (3)香妻陣一朗 67
 =以下主な選手=
―4(6)稲森佑貴 68
―3(12)宮里優作 69
―2(15)清水大成
  (15)岩田 寛
  (15)時松隆光 70
―1(27)北村晃一
  (27)出水田大二郎
  (27)秋吉翔太 71
±0(41)藤田寛之
  (41)重永亜斗夢
  (41)古川雄大 72

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