堀琴音が逃げ切りツアー2勝目「幸せいっぱいです。結婚会見になっちゃう」

[ 2022年3月20日 21:41 ]

女子ゴルフ Tポイント×ENEOS最終日 ( 2022年3月20日    鹿児島県 鹿児島高牧CC=6419ヤード、パー72 )

<Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント最終日>優勝を果たしフラワーシャワーで祝福される堀琴音(撮影・会津 智海)
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 1打差の首位から出た堀琴音(26=ダイセル)が3バーディー、1ボギーの70にまとめ、通算9アンダーで逃げ切り今季初優勝。昨年7月のニッポンハム・レディースに続くツアー通算2勝目を挙げた。

 優勝会見で感想を求められ、堀は「幸せいっぱいです。結婚会見になっちゃいますね」と笑顔を見せた。

 単独トップで最終日に臨むのは初体験。「ハラハラ、ドキドキ」だった。1番パー5でバーディー発進したものの、チャンスにパットを決められない展開。追い上げを許し、大混戦に巻き込まれた。

 西村、葭葉とともに首位で並んで迎えた16番パー5で意地を見せた。「あそこしか取れない」と勝負をかけ、残り120ヤードの第3打を3メートルにつけるバーディーで抜け出した。17番では2メートルのパーパットを沈め、勝利を引き寄せた。

 16年日本女子オープン最終日。前半で単独首位に立ちながら後半にボギーを重ね、当時アマチュアの畑岡奈紗に優勝を許した。その後シードを失ったが、スイングなど一から見直して復調。「(当時は)勢いだけだった。今はゴルフも気持ちもすべてが違う」とたくましい。

 ツアー通算2勝の姉・奈津佳(29=サニクリーン)に追い付き、ツアー史上初の姉妹複数回Vを達成した。「1勝と2勝では響きが違う。やっと2勝目を挙げてホッとしている。今季は複数回優勝を目標に頑張るのみ」とさらなる飛躍を誓った。

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