ウィザーズが5連敗 ナゲッツに完敗 八村は12得点 3P連続成功記録は14試合でストップ

[ 2022年3月17日 10:30 ]

ウィザーズのポルジンギスのシュートをブロックするナゲッツのヨキッチ(AP)
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 NBA東地区全体11位のウィザーズは16日、地元ワシントンDCで西地区全体6位のナゲッツと対戦したが109―127(前半52―73)で敗れて5連敗で29勝39敗。ホームでも17勝18敗と黒星が先行し、3月に入ってからは2勝6敗となった。最大で28点差をつけられ、3点シュートの成功は23本中、今季の最少数に並ぶ5本のみ。精彩を欠いたホームゲームとなった。

 八村塁(24)は17―21で迎えた第1Qの8分10秒から登場。しかしこのクオーターで放ったコーナーからの3点シュートは2本ともリングに嫌われた。第2Q開始31秒には3点シュートを決めたナゲッツのブリン・フォーブス(28)に接触して反則をコールされ“4点プレー”を献上。その17秒後に右のコーナーから放った3本目の3点シュートも入らず、ウェス・アンセルドJR監督(46)はわずか5分12秒で背番号8をベンチに下げた。5分56秒の間隔を置いて再びコートに戻り、このあとゴール下でシュートを2本決めたものの、前半で放った4本の3点シュートはすべて失敗に終わった。

 ウィザーズは第2Q開始早々から連続13失点。結局リードしたのはフリースロー1本で先制した第1Qの12秒間だけ。14日のウォリアーズ戦を含めこの2試合で計41秒間しか相手をスコアで上回っていない。

 デニ・アブディヤ(21)が今季自己最多の19得点、クリスタプス・ポルジンギス(26)は16得点、新人のコーリー・キスパート(23)は15得点をマーク。しかし今季17・3得点を記録していたカイル・クーズマ(26)は6得点どまりだった。

 八村は結局27分出場してフィールドゴール(FG)を15本中6本決めて12得点。5試合連続で2ケタ得点を記録して今季の平均得点は出場28試合目にして10・0となって2ケタに乗せたが、3点シュートは5本すべて失敗した。これで3点シュートの連続成功記録は14試合でストップ。5本すべて失敗したのは2021年4月16日のペリカンズ戦以来、自身2度目で、成功率は前日までの52・2%から48・6%にダウンした。

 プレーオフ進出に可能性を残す下限となっている東地区全体10位につけているのはこの日ホーネッツに敗れたホークスで34勝35敗。ウィザーズは残り15試合となった段階でそのホークス4・5ゲーム差をつけられている。18日にはニューヨークでニックスと対戦するがこの試合に敗れると今季2度目の6連敗。連敗を阻止しない限りプレーオフへの可能性が徐々に消滅していくだけに奮起が期待されるところだ。

 一方、ナゲッツは42勝28敗。昨季のMVPとなったセンターのニコラ・ヨキッチ(27)は第3Qまでの出場で26分のプレータイムながら29得点、13リバウンド、8アシストをマークした。チームのフリースローは21本中20本を成功。31本中9本を失敗したウィザーズとは対照的だった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分8秒=無得点)
(1)8分10秒・右コーナーから3点シュート=×
(2)9分26秒・左コーナーから3点シュート=×
 ▼第2Q(出場6分4秒=4得点)
(3)31秒・正面やや左から3点シュート=×
(4)8分39秒・コールドウェルポープのスティールからゴール下でフォロー=〇
(5)9分9秒・正面やや左から3点シュート=×
(6)11分22秒・ゴール下でシュート=〇
 ▼第3Q(出場4分53秒=2得点)
(7)8分52秒・右サイドから3点シュート=×
(8)8分57秒・外した3点シュートを自ら拾って左手でフックシュート=〇
(9)10分7秒・オフェンスリバウンドからゴール下でシュートを試みるもカズンズにはたかれる=×
 ▼第4Q(出場12分=4得点)
(10)38秒・速攻から左サイドを疾走して左手でレイアップ=〇(アシスト・スミス)
(11)4分29秒・右サイドから3点シュート=×
(12)7分9秒・右サイドのパワープレーからゴール下でダンク=〇
(13)7分42秒・右サイドからペイント内にドリブルしてジャンプシュート=〇(アシスト・アブディヤ)
(14)9分20秒・スティールからワンマン速攻もレイアップ失敗=×
(15)9分49秒・右エルボー付近からジャンプシュート=×

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2022年3月17日のニュース