冬季最年少メダリストのスノーボード・村瀬心椛 岐阜第一高校で報告会「大舞台で取れて嬉しい」

[ 2022年2月28日 12:51 ]

全校生徒から銅メダルを祝福される村瀬心椛
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 スノーボード・ビッグエアで冬季五輪日本女子最年少となる17歳100日でメダルを獲得した村瀬心椛(ここも、17=ムラサキスポーツ)が28日、在学する岐阜第一高校で銅メダル報告会を行った。

 全校生徒約600人が拍手で祝う中、銅メダルを首から提げ、日本代表の公式ウェア姿で登場。右膝蓋骨の骨折を乗り越えてのメダル獲得に「今でも右膝の痛みは続いていてすごく痛いが、こうやって皆さんに応援していただき、先生、友達、家族に応援していただき、恩返ししたい思いになり、大舞台でメダルを取れて嬉しいです」と壇上で笑みを浮かべた。

 そして在校生に「皆さんも自分の大きな夢や叶えたい夢があると思います。夢に向かって頑張ってください」とエール。自身についても「北京五輪で銅メダルを取れたのは嬉しいですが、次の4年後のオリンピックでは一番輝きのある金メダルを取り、皆さんにまた恩返しできる姿を見せられたらなと思っています」と4年後、ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪で金メダル獲得を誓った。

 W杯や北京五輪出場のため、昨年11月以降、一度も通学できていなかった村瀬。この日が約3カ月ぶりの登校となり「皆、連絡を取り合っていたので、久しぶり感があまりなくて、ノリがいいってかウエーイて感じで、クラスの子たちも明るい子ばかりなので、今日会えてすごく嬉しいです」と17歳らしい笑顔を見せた。
 ただ、3月中旬からW杯に出場するため、登校はこの日1日限りとなりそうで、息つく暇も無く世界を転戦する戦いが再び始まる。

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