御嶽海 春場所番付発表で「大関は言い訳ができない」 1歳年上女性との結婚に「怒られないようにしたい」

[ 2022年2月28日 11:30 ]

御嶽海
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 大相撲の新大関・御嶽海(29=出羽海部屋)が28日、東京都墨田区の出羽ノ海部屋で春場所(13日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付発表に臨んだ。初めて大関としてしこ名が載った番付表を目にし、「大関は言い訳ができない。最高の形で初日に入れれば」と意気込みを語った。

 御嶽海は関脇だった初場所で13勝2敗の好成績を挙げ、13場所ぶりとなる3度目の優勝を達成。昇進目安とされる直近3場所合計33勝に到達し、大関昇進を果たした。

 そして場所後の1月27日、1歳上の一般女性との結婚を師匠の出羽海親方(元幕内・小城ノ花)が明らかにした。結婚についてこの日初めて自ら語り、「勝ったときも負けたときも“また明日があるから”とぶれない気持ちで支えてくれた。僕よりしっかりしている」とほほえんだ。2年ぶりの大阪開催になる15日間。「電話で怒られないようにしたい」と新たな発奮材料を得て、晴れやかな表情を見せた。

 31日に判明した新型コロナウイルスの感染については「かかってすぐ熱は下がった。10日間、何もできずにいた」と病状を説明。当初は39度ほどの発熱があったが、12日から体を動かしはじめ「体調はバッチシです。部屋に来て四股を踏んだり、基礎運動は少しずつやってきました」と今後、ペースを上げていく。

 目標は大関獲りが続いたこれまでと同様2ケタ勝利。「受ける立場かも知れないけれど、挑戦者としていく。2ケタ取らないと大関として話にならない。そこは変えない」。大関昇進伝達式で語った「まだまだ追い掛けるものがある。まだ一つ上の番付もある」との横綱への思い。さらなる念願をかなえるため、2ケタは最低ラインとなる。

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