ロンドン&リオ五輪出場の競泳・松本弥生が現役引退「心残りはもうありません」五輪2度出場「一生誇りに」

[ 2022年2月28日 20:29 ]

2016年、リオデジャネイロ五輪に出場した松本弥生
Photo By スポニチ

 ロンドン、リオデジャネイロ五輪に出場した競泳女子の松本弥生(31=XFLAG)が現役を引退することを28日、自身のツイッターで発表した。

 松本は「応援してくださる皆様へ」とし「私ごとですが、この度選手を引退する事としました」と報告。「現役復帰から応援してくださる皆様、ご期待に添えるような結果をお見せする事はできませんでしたが、これまでご声援ありがとうございました」と感謝した。

 また「復帰直後に54秒代に突入し、比較的順調な滑り出しになりましたが、新型コロナの影響で五輪の延期や、プールの閉鎖で数ヶ月練習ができない日が続き、なかなか泳力を戻す事ができませんでした。現役最後の目標としていた福岡世界水泳も延期となり、ここで引退を決意しました」と引退を決意した理由を記した。

 リオ五輪後に長期休養したものの、18年に現役復帰した松本は「現役復帰するにあたり、東京五輪への夢を一緒に見てくれ、応援していただいた所属先のミクシィ様、コーチ、トレーナー、チームの仲間や支えていただいた関係者の皆様。一緒に夢を追っていただいて、本当にありがとうございました。とても心強かったです」と周囲の支えにも感謝した。

 現役を引退することに「コロナ禍で大会が無くなったり、無観客だったり、なかなか元気に泳いでいる姿をお見せする事ができませんでしたが、リオ五輪後に引退せずに長期休養を決めた時のような、心残りはもうありません。十分に挑戦したし、五輪に2度出場した事は一生誇りに思います」と未練はなかった。

 そして「夢や目標に向かって一生懸命頑張る事は、人生において最も価値のある事だと身をもって感じました」とし、「そして、時に、頑張り続ける事はとても難しく、心と体がついてこないこともたくさんあると感じました。長くなりましたが、たくさんのご声援本当にありがとうございました!!」と再度感謝を記した。

 松本は09年ローマ世界選手権で初の代表入り。12年ロンドン五輪400リレー7位入賞など、世界の大舞台で活躍してきた。16年リオデジャネイロ五輪で400メートルリレーで8位入賞した後に長期休養に入った。そして18年12月3日に自身のツイッターで現役復帰することを報告している。

続きを表示

この記事のフォト

2022年2月28日のニュース