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大西翔太〝即効〟ラウンド術③ 低い球の打ち方

[ 2022年1月28日 12:00 ]

大西翔太〝即効〟ラウンド術③ 低い球の打ち方
Photo By スポニチ

 第3回目のテーマは低い球の打ち方です。目の前に木があり、枝の下を通したいときやアゲンストのときに有効な球筋です。大西翔太コーチは、ダウンスイングの際の左手甲にポイントがあると言います。荒川侑奈選手もそのアドバイスに納得顔です。確実に低い球を打てるようになれば、スコアアップにも役立つだけに、早速試してみましょう。

 大西 荒川さんは低い球を打つ際、どのようなポイントを心がけていますか?

 荒川 ボールを通常よりも右に置くことですね。その分、ダフりやすいのでクラブを短く持ち、目線を低くして構えます。あとはインパクト後にクラブフェースを開かないように振り抜いています。

 大西 さすが低い球を打つために必要なポイントを抑えていますね。僕もアベレージゴルファーにアドバイスするときは、必ずボールを右に置くことを勧めています。スタンスの中央よりもボール1個分右のときもあれば、2個分、3個分右に置くときもあります。右に置けば置くほどよりハンドファーストの形になります。

 荒川 その分、ロフトも立ってきますね。

 大西 同じクラブでもロフトが立つ分、ボールを低く打ち出せるようになります。さらに、ボールが右にあると、上から打ち込みやすいメリットもありますよね。上から打ち込むと出球が低くなるんですよ。さらにもうワンポイント付け加えておくと、より高い確率でローボールを打てます。

 荒川 どのようなポイントですか?

 大西 ダウンスイングでの左手甲の向きです。左手甲を下に向けてボールにぶつけるイメージを持ってもらいます。そうすることでフェース面も下を向いてロフトが自然に立ってきます。反対に左手甲が上を向くと、フェースが開いてロフトも大きくなるので、弾道が高くなります。林の中から脱出する際、ボールが上がって枝に当たるような人は、左手甲の向きをチェックするといいでしょう。

 荒川 確かに、左手甲をボールにぶつけるイメージを持つと、ハンドファーストの形もキープできますし、フェースが開くことも防げますね。ちなみに、どの辺りからそのイメージを持つといいですか?

 大西 ダウンスイングへの切り返しからでいいでしょう。

 荒川 左手甲を下に向けるためのドリルはありますか?

 大西 左手1本でクラブを持ち、実際にボールを打ってみる練習がお勧めです。その際、どうやったら弾道が低くなるのかを考えましょう。最終的に左手甲を下に向けることにたどり着くと思います。そのときの感覚を生かしながら両手で打ってみましょう。最初から両手でクラブを振るよりも、左手甲を下に向ける動きが明確になるので早く身につくのが利点です。

 荒川 今までは自分の感覚を頼りに低い球を打っていたと思います。でも、左手甲を下に向けるイメージを持つと、フェースが開くこともなくなり、自信を持って低い球を打てるような感じがします。

 大西 プレッシャーがかかるとフェースを開かないように心がけていても開いてしまいがちです。そうならないためにも、自分の中で安心できる動きをつくっておくといいでしょう。

 (取材協力・船橋カントリークラブ)


 ◆大西 翔太(おおにし・しょうた)1992年(平4)6月20日生まれ、千葉県出身の29歳。12歳でゴルフを始め茨城・水城高ゴルフ部で石井貢監督に師事。卒業後に日本プロゴルフ協会ティーチングプロA級資格を取得。女子プロの青木瀬令奈と契約を結び昨年のサントリー・レディースでは復活優勝に導く。昨年から渋沢莉絵留も指導。妹の葵も女子プロ。

 ◆荒川 侑奈(あらかわ・ゆな)1995年(平7)10月28日生まれ、千葉県出身の26歳。9歳でゴルフを始め関東中学選手権、千葉県ジュニアで優勝。聖徳大付女子高卒。1Wの平均飛距離は250ヤード。

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