トリノ五輪アルペンスキー7位・湯浅が引退発表「全力で戦ったと胸を張って言える」

[ 2022年1月28日 05:30 ]

記者会見で、花束を手に笑顔のアルペンスキー男子の湯浅直樹(共同)
Photo By 共同

 アルペンスキーの日本選手でただ一人、冬季五輪入賞とW杯のメダル獲得を達成した男子の湯浅直樹(38=シーハイルアカデミー)が27日、東京都内で会見して今季限りでの引退を発表し「心からやり切ったと、全力で戦ったと胸を張って言える」と感慨に浸った。

 初出場した06年トリノ五輪の回転で7位。W杯では12年12月に3位に入った。だが度重なる大ケガに悩まされ、19年には左膝に人工関節を入れる手術も。今季途中に「明らかに力が落ちている実感があった。限界に達した」と第一線を退く決断をしたという。引退後は指導者へ転身する意向を示した。

続きを表示

2022年1月28日のニュース