英乃海は1場所出場停止、紫雷はけん責 2力士ともに春場所は出場可

[ 2022年1月28日 05:30 ]

英乃海
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 日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で理事会を開き、賭博容疑で埼玉県警に書類送検された木瀬部屋の2力士について、幕内・英乃海(32)に1場所出場停止と2カ月の報酬減額20%の処分、十両・紫雷(30)にけん責処分を科すと発表した。師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)は八角理事長(元横綱・北勝海)から弟子の指導について厳重注意を受けた。

 相撲協会のコンプライアンス委員会の調査では、2人は外出禁止期間ではない昨年7月30日と8月11日に埼玉県草加市の違法賭博店でパチスロ機を使って賭博行為に及んだ。理事会では過去の事例と照らし合わせ、賭け金が10万円以下で軽微なことに加え、常習性も認められず反社会的勢力との関わりもない、などの理由で同委の答申通りの処分に落ち着いた。昨年12月に違法賭博関与の疑いが発覚し、両力士は師匠の判断で初場所を全休。場所前の案件という理由で、英乃海の出場停止場所は初場所が対象となった。紫雷とともに春場所には出場できる。

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2022年1月28日のニュース