リーグワン7日の開幕戦は中止決定 埼玉の選手6人が新型コロナ陽性

[ 2022年1月5日 19:26 ]

ジャパンラグビーリーグワン
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 ラグビーの新リーグ「リーグワン」の主催者は5日、オープニングゲームとなる7日の東京ベイ―埼玉戦(東京・国立競技場)を中止すると発表した。埼玉の選手ら9人が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、残る全選手も濃厚接触者と認定され、試合開始48時間前までに試合登録に必要な選手がそろわないことが確定したため。18シーズンの歴史に幕を閉じたトップリーグ(TL)を刷新し、日本ラグビーの新たな船出となる新リーグが、いきなりコロナ禍に巻き込まれた。

 埼玉の関係者によれば、チームが今月3日に実施した自主検査で、5日までに3人の陽性の疑いが判明。同日午後に予定していた練習を急きょ中止し、管轄の保健所に再検査を要請した。その後、同日夜に6人の陽性などが判明。報告を受けたリーグ側はガイドラインに基づき協議した結果、開催中止を決定した。延期措置は取らず、勝ち点は東京ベイに5、埼玉は0となる。

 ラグビー界と新型コロナをめぐっては、昨年も1月16日に予定していたTL開幕が、複数のチームでクラスターが発生したために延期。フォーマットを変更した短縮日程で2月に開幕したが、2年連続で新型コロナの影響を受けることになった。

 現状で10日までに行われる1部のその他5試合、2部の2試合は予定通り開催される見込み。一方で5日には全国の新規感染者が約3カ月ぶりに2000人を超えるなど第6波の予兆が顕著になっており、今後のリーグ開催へ大きな懸念材料となっている。

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2022年1月5日のニュース