東海大大阪仰星 東福岡撃破し、4大会ぶりの決勝進出 「新ルール」味方につけ、10点差逆転

[ 2022年1月5日 14:40 ]

第101回全国高校ラグビー大会   東海大大阪仰星42ー22東福岡 ( 2022年1月5日    花園ラグビー場 )

<東海大大阪仰星・東福岡> 後半12分、トライを決め喜ぶ東海大大阪仰星フィフティーン(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 Aシード東海大大阪仰星(大阪第2)が優勝候補の最右翼と目されていたAシード東福岡(福岡)に逆転勝ちし、5度目の優勝を飾った2017年大会以来、4大会ぶり8度目の決勝進出を決めた。

 0―10で迎えた前半23分過ぎ、東海大大阪仰星は相手のキックからカウンター攻撃を仕掛け、最後は右フッカー石原捷聖(2年)が右中間に飛び込んで反撃のトライ。同28分過ぎには敵ゴール前でキックチャージした高校日本代表候補CTB野中健吾(3年)がそのボールを自らインゴールで押さえ、逆転のトライを奪った。

 後半に入っても東海大大阪仰星の攻勢は続き、4トライ。21―10で迎えた14分過ぎにはSO吉本大悟(3年)が今大会、試験的に導入された新ルール「50:22」を生かした自陣からの好キックで敵陣深くに入り込み、右ラインアウトからの連続攻撃で途中交代の右プロップ大下貴志(3年)が貴重な追加点となるトライを挙げた。

 「一生懸命やってくれたと思います。最後の最後まで基本を徹底してやり切る。それに尽きると思います」と湯浅大智監督(40)は選手の踏ん張りを称賛。「(東福岡は)高校ラグビーをリードするトップランナーですので、われわれはチャレンジャーとしてやり切ることができたことを誇りに思いますし、われわれを育てていただいてホントに感謝しております」と相手チームにも賛辞を贈った。
 
 ◇新ルール「50:22」 自陣からボールを蹴って相手陣22メートルラインの内側で間接的にそのボールがタッチを割った場合、そのボールを蹴ったチームのマイボール・ラインアウトでプレーを再開する。

続きを表示

この記事のフォト

2022年1月5日のニュース