ラプターズの渡辺雄太がチームを離脱 健康安全プロトコルの対象 チームは勝率5割に復帰

[ 2022年1月5日 10:01 ]

プロトコルの対象となって戦列を離れたラプターズの渡辺(AP)
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 カナダのトロントを本拠にしているNBAラプターズの渡辺雄太(27)とウクライナ出身のスビアトスラフ・マハイルーク(24)の2選手が4日、ホームでのスパーズ戦を前にして新型コロナウイルス感染防止のための健康安全プロトコルの対象となってチームを離れた。

 ラプターズでは12月末に10選手がプロトコルの対象となっていたが(現在は復帰)、さらにその人数が増えた形。トロントを含むオンタリオ州では検査での陽性率が30%に達し、1日には過去最多となる1万8445人の新規陽性者が確認され、1週間前に491人だった入院患者も1300人に急増していた。

 渡辺は今季14試合に出場して平均20・5分の出場時間で7・6得点、4・3リバウンドをマーク。3点シュートの成功率は38・0%を記録していた。シューティングガードのマハイルークは33試合に出場。平均では6・6得点で3点シュートの成功率は32・4%となっている。

 感染拡大を受けてオンタリオ州は室内施設への収容人数を1000人に制限。ラプターズの本拠地「スコティアバンク・アリーナ(収容1万9800人)」ではほぼ無観客で試合を実施している。

 試合はラプターズが129―104(前半68―53)でスパーズを下して17勝17敗。フレッド・バンブリート(27)が3試合連続の30得点超えとなる33得点をマークし、3連勝を飾って勝率を5割に戻した。ホームでは10勝10敗でここ10戦では8勝目。ラプターズが勝率を5割にしたのは昨年11月14日(7勝7敗)以来51日ぶりとなった。

 なお今季まだ出場していないウィザーズの八村塁(23)も12月28日に健康安全プロトコルの対象になっている。

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2022年1月5日のニュース