国学院大・前田監督 戦力充実でうれしい悲鳴「決まっているのは2区と5区のみ」

[ 2021年12月16日 15:18 ]

<箱根駅伝・国学院大壮行会>意気込みを語る前田監督(前列左端) (撮影・森沢裕) 
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 箱根駅伝(来年1月2、3日)で往路優勝を狙う国学院大が16日、渋谷キャンパスで記者会見を行った。過去最高順位の3位だった96回大会より戦力が充実しているとみる前田康弘監督(43)は「区間のバリエーションは例年よりもある。私の区間配置の能力が問われる一戦になる。決めきれません…うれしい悲鳴です」とぜいたくな悩みを口にした。

 実力のある4年生7人が故障なく順当にエントリーしたことも監督の頭を悩ませる一因だ。山上り5区には11月に行われた“仮想5区”の「激坂最速王決定戦」で学生トップを獲得した殿地琢朗(4年)の配置を宣言したが、「決まっているのは2区と5区のみ。あとは無地です」と他区間は直前までシミュレーションを続けるつもりだ。

 「復路にも攻める駒はいる」と前田監督。16人全員が1万メートル28分台の青学大や連覇を狙う駒大と比べると選手層は薄いというが「(戦力が充実している青学大の)原監督みたいな迷い。そういうところも今年は感じています」と充実感をにじませていた。

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2021年12月16日のニュース