ニューイヤー駅伝主催 富士通の優勝旗紛失に「極めて遺憾」「適切な措置をお願い」日本実業団陸上競技連合

[ 2021年12月16日 17:45 ]

今年1月1日、ニューイヤー駅伝で12年ぶり3度目の優勝を果たし、記念撮影する富士通のメンバー
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 元日恒例の「全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)」を主催する日本実業団陸上競技連合は16日、今年12年ぶりの優勝を果たした富士通によって同大会の優勝旗が所在不明となっている件について「当連合としては極めて遺憾」「歴代優勝チームをはじめとする関係者の皆様への謝罪など、適切な措置をとっていただくようお願いいたしました」と公式サイトでコメントした。

 この日午前、富士通が公表。来年1月1日の次回大会への返還準備を始めた11月下旬に判明した。紛失や破棄、盗難の可能性も含めて調査したが、発見されていない。この日午後、東京都内の日本実業団陸上競技連合へ報告と謝罪に訪れや富士通の平松浩樹執行役員常務は「あってはならないことで、責任を重く受け止めている。栄誉あるものをお預かりしている意識が十分ではなかった」と頭を下げた。

 優勝旗は縦106センチ、横115センチ。東京都内の富士通本社の総務部門で保管していた。6月以降に保管場所を複数回移動したといい、最後に所在が確認できたのは6月12日としている。保管ケースごと不明となった。今後は全力で捜すとともに、弁償も検討する。

 「全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)優勝旗の所在不明について」と題した日本実業団陸上競技連合のコメントは以下の通り。

 2021年元日に行われた第65回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)につきまして、優勝チームの富士通株式会社にて保管されておりました同大会の優勝旗が所在不明となっている旨、12/16(木)、同社の担当役員より当連合に対して報告と謝罪がありました。

 詳細な経緯については調査中とのことですが、当連合としては極めて遺憾であり、同社に対し、歴代優勝チームをはじめとする関係者の皆様への謝罪など、適切な措置をとっていただくようお願いいたしました。

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2021年12月16日のニュース