渋野日向子 米下部ツアーでも戦う覚悟「難しいけど、経験する価値はある」石川遼にも刺激

[ 2021年9月23日 15:10 ]

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン・プロアマ>ラウンド前に笑顔の渋野(撮影・吉田 剛)
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 女子ゴルフの渋野日向子(22=サントリー)が来季の去就に関して下部ツアーでも米国で戦う意向を明らかにした。24日から3日間、宮城・利府GCで開催される国内ツアー、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンに出場する渋野は23日のプロアマ戦後に記者会見に臨んだ。

 スイング改造の助言を受けるなど親交のある男子プロ石川遼(30=CASIO)が米下部ツアーの予選会に挑戦することについて感想を求められ「日本の女子で言うステップアップツアーなので本当に厳しいけど、PGA(米ツアー)で戦いたい気持ちがあるからこその決断。本当に凄いなと思うし、尊敬でしかない」と敬意を表した上で「私ももっと頑張らなきゃいけないし、米国(参戦)への強い気持ちが増した」と刺激を受けたことを明かした。

 自身も来季の米ツアーの出場権を懸けて、12月2日~12日に行われる最終予選会(Qシリーズ)に挑戦する。

 渋野は「もし駄目だったら(米下部ツアーに)出る選択肢はある。それぐらいの気持ちで(挑戦する)。凄く難しいところではあるけど、それでも経験する価値はある思う。一番はUSPGA(米レギュラツアー)でしっかり戦うことだけど、もしこけてしまった場合の選択肢は頭にある」と話し、レギュラツアーの出場権が得られない場合、米下部ツアーに参戦する覚悟を口にした。

 過去には有村智恵、森田遥らが米下部ツアーで戦った経験を持つが、レギュラツアーに比べれば恵まれた環境とは言えない。自分でキャディーバッグを担いでプレーすることもあるという。それでも「そういうの(環境)も含めて、大変だと思うけど、凄く人生において価値のあることだと思う。ネガティブな思いはない」と前向きな姿勢を示した。

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